<?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?><?xml-stylesheet href="http://www.blogger.com/styles/atom.css" type="text/css"?><feed xmlns='http://www.w3.org/2005/Atom' xmlns:openSearch='http://a9.com/-/spec/opensearchrss/1.0/' xmlns:georss='http://www.georss.org/georss' xmlns:gd='http://schemas.google.com/g/2005' xmlns:thr='http://purl.org/syndication/thread/1.0'><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552</id><updated>2011-07-31T12:28:54.890+09:00</updated><title type='text'>さわぐるみの四方山話</title><subtitle type='html'></subtitle><link rel='http://schemas.google.com/g/2005#feed' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/posts/default'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default?max-results=100'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/'/><link rel='hub' href='http://pubsubhubbub.appspot.com/'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><generator version='7.00' uri='http://www.blogger.com'>Blogger</generator><openSearch:totalResults>39</openSearch:totalResults><openSearch:startIndex>1</openSearch:startIndex><openSearch:itemsPerPage>100</openSearch:itemsPerPage><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-1419652555649674740</id><published>2009-12-22T15:53:00.005+09:00</published><updated>2009-12-22T16:17:51.698+09:00</updated><title type='text'>源頭のラジオゾンデ</title><content type='html'>&lt;table style="width:auto;"&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/1zLKukR-PC9fgPcudLSKYg?feat=embedwebsite"&gt;&lt;img src="http://lh5.ggpht.com/_zgCtH7DBuZQ/Rcgtgn6KDrI/AAAAAAAAGrI/UkDgFO_94Xw/s144/DSC00938.JPG" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;tr&gt;&lt;td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right"&gt;&lt;a href="http://picasaweb.google.co.jp/sawagurumi/20040812?feat=embedwebsite"&gt;2004/08/12 奥利根：奥利根横断&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/table&gt;&lt;br /&gt;5年前。奥利根の山と谷を1週間かけて横断した夏のこと。&lt;br /&gt;3日目。奈良沢川小沢四番手沢の源頭あたりの雪渓で「ゴミ」を見つけた。発泡スチロールの弁当箱くらいの大きさのもの。なんだろうと、場所を考えると普通のゴミとは考えられなかったので雪渓の厚さを気にしながら拾いにいった。&lt;br /&gt;「気象庁」と書いてあった。何本か配線のようなものが出ていて軽いものだった。&lt;br /&gt;高層気象観測用に風船で飛ばす奴だな、とそのときは思ったが、まだ我々の沢旅は先が長い。拾った人は連絡してくれと書いてあったが、その連絡先はすでに消えていた。持って行く訳にもいかないので写真だけ撮って小穂口側への乗越へ急いだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;下山後、あれがどこから飛んできたのか気になってきたので調べてみた。&lt;br /&gt;そもそも「ラジオゾンデ」だと思っていたが、今は「レーウィンゾンデ」と言うらしい。「レーウィン」とは聞き慣れない語だがrainとwindの造語らしい。&lt;br /&gt;&lt;a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SzBu4uY2QtI/AAAAAAAA7z8/trnRFAWOrw8/s1600-h/01-01.png"&gt;&lt;img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;width: 177px; height: 200px;" src="http://3.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SzBu4uY2QtI/AAAAAAAA7z8/trnRFAWOrw8/s200/01-01.png" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5417952272530686674" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;ラジオゾンデも進化しているといことか。今のものは6代目だそうだ。「中央気象台1号型ラジオゾンデ」「符号式ラジオゾンデ」「エコーゾンデ」「変調周波数変化式レーウィンゾンデ」「RS2-80型レーウィンゾンデ」「RS2-91型レーウィンゾンデ」。&lt;br /&gt;戦後から飛ばし始め6代目は1992年から使われているそうだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「RS2-91型レーウィンゾンデ」。なんだかSFに出てくるアンドロイドの名前みたいだ。こいつが1日2回、国内の16カ所の観測所からゴム気球で上空に飛ばされ、上空の気温やら湿度やらを測って電波で地上に送ってくるわけだ。何本か配線のようなものが出ていたが、気圧、気温、湿度のセンサーと発信器がついていたのか。なかなか凄いではないか「RS2-91型レーウィンゾンデ」。&lt;br /&gt;&lt;a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SzBvH5EAycI/AAAAAAAA70E/d3qBSJ62OKk/s1600-h/01-02.jpg"&gt;&lt;img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;width: 200px; height: 172px;" src="http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SzBvH5EAycI/AAAAAAAA70E/d3qBSJ62OKk/s200/01-02.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5417952533094123970" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;３つのセンサーで気圧、気温、湿度を計り、地上の探知機で追跡して結果を受信。追跡しているから軌跡から風向・風速もわかるわけだ。&lt;br /&gt;これが850hPa、700hPa、500hPa、300hPaとかの高層天気図のデータになるのか。だったら高層天気図が等圧線ではなく等高度線で書かれているのも納得できる。それぞれの気圧面で送信してくるとしたら、気圧面固定なのだから変化するのは高度の方ということになる。&lt;br /&gt;気球はだいたい高度30kmくらいで破裂して、「RS2ｰ91型レーウィンゾンデ」はパラシュートで落下してくる。ほとんどが偏西風に乗って太平洋に落下するらしい。では奥利根の源頭にあった「RS2-91型レーウィンゾンデ」はどこからやってきたのだろうか。偏西風に乗ってやってきたのだろうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;気象庁によるとレーウィンゾンデは全国16カ所から飛ばしているそうだ。&lt;br /&gt;稚内地方気象台、札幌管区気象台、根室測候所、秋田地方気象台、輪島測候所、高層気象台、八丈島測候所、鳥取地方気象台、潮岬測候所、福岡管区気象台、鹿児島地方気象台、名瀬測候所、石垣島地方気象台、南大東島地方気象台、父島気象観測所、南鳥島気象観測所。&lt;br /&gt;おそらく、秋田か輪島。本命はつくば（高層気象台）か。&lt;br /&gt;&lt;a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SzBvkWVXm1I/AAAAAAAA70M/r_aA4p6Gj5s/s1600-h/upper_map.jpg"&gt;&lt;img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;width: 320px; height: 258px;" src="http://3.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SzBvkWVXm1I/AAAAAAAA70M/r_aA4p6Gj5s/s320/upper_map.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5417953021987887954" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;写真を見ていると正面右上にシールが残っていて「05」という数字があった。これは観測所の地点番号だろうと思った。気象庁のホームページを閲覧すると16カ所の観測所の５桁の地点番号が載っていた。が「05」という連番になる地点番号はなかった。簡単にわかると思ったがそんなに簡単にはいかなかった。&lt;br /&gt;これがわかればエッセイのネタになるんだがなぁ、と当時は思ったわけだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;で、今回のエッセイ。何かと時間が取れず山にも行けずネタがない。これでエッセイを書こうと、写真を改めて見るとあることに気がついた。「05」のほかにももうひとつ読み取れる文字がある。&lt;br /&gt;「所」という文字。役に立たないようだが、16カ所のうち「～気象台」は9カ所、「～測候所」が5カ所、「～観測所」が2カ所。これで７カ所に絞られてしまった。&lt;br /&gt;それに北海道と沖縄と離島はないだろうから、輪島測候所、潮岬測候所のどちらかということになる。つくばと秋田ではなかったか。&lt;br /&gt;ならば輪島が解か。&lt;br /&gt;時間を置いたらあっさり解けてしまった。&lt;br /&gt;そうか「RS2-91型レーウィンゾンデ」は輪島からやってきたのか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;いや、なにかまだひっかかりを感じる。&lt;br /&gt;「RS2-91型レーウィンゾンデは輪島からやってきた」&lt;br /&gt;すっきりと腹に落ちてこない。&lt;br /&gt;そう「05」はなんだったのか。ああいったものに意味がないものを記載しない。必要最小限、無駄なものはないはずだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「輪島（潮岬）測候所」、その下に書く数字といえば...連絡先だ。電話番号だ。&lt;br /&gt;インターネットで輪島測候所と潮岬測候所の連絡先をググってみた。&lt;br /&gt;輪島測候所：0768-22-1302&lt;br /&gt;潮岬測候所：0735-62-0508&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;腹に落ちた。（ち）&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-1419652555649674740?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/1419652555649674740/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2009/12/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/1419652555649674740'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/1419652555649674740'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2009/12/blog-post.html' title='源頭のラジオゾンデ'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><media:thumbnail xmlns:media='http://search.yahoo.com/mrss/' url='http://lh5.ggpht.com/_zgCtH7DBuZQ/Rcgtgn6KDrI/AAAAAAAAGrI/UkDgFO_94Xw/s72-c/DSC00938.JPG' height='72' width='72'/><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-6676592394686031192</id><published>2009-02-19T11:36:00.002+09:00</published><updated>2009-02-19T12:04:16.513+09:00</updated><title type='text'>なめとこ山のこと</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　11月初の三連休の山行は、花巻の奥、鉛温泉の湯治場をベースに、豊沢川周辺の沢を日帰りで遡る計画に参加させて頂くことになりました。近くには宮沢賢治ゆかりのナメトコ山があるとのこと。一体どんなところなのでしょう？&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　山で出会う風の音、岩や苔の手触り、水の煌めき、星の瞬き、月明かり・・・、何だか宮沢賢治のお話に出て来るようだなぁ、と感じることがあります。それは、「ドッドド　ドドウド」・・とざわめく風であったり、ベゴ石の苔の踊りであったり、やまなしの水底の幻燈であったり、ふたごの星の笛の音であったりするのです。&lt;br /&gt;　それは、詩人の紡ぎだす言の葉から生まれた心象風景が、心の底深くに残っていて、何かに感動したとき、それをうまく表現する言葉がないときに、思いもかけず浮かび上がって来るのでしょう。そしてそのことがまた、日常に追われていささかパサついてしまった心を潤し、見えなかったもの、聞こえなかったものに気付かせ、また時に生きる力を与えてもくれるように思うのです。&lt;br /&gt;　詩人とはそのように貴い仕事をしているのだと思います。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　『なめとこ山のクマ』は熊撃ち猟師の小十郎とクマの話。子供の頃に読んだので、細かいことは覚えていませんでした。ただ、憎み合っているわけではないのに命を奪い合わなければならない猟師とクマの哀しさと、命のいとしさと、透き通るような山の描写のイメージだけをぼんやりと覚えていたのです。山行前に読み返したいと思いながら、地図などの用意をするのが精一杯でばたばたしているうちに、出発の日となってしまいました。それで、あえて何もせずに山の空気をじかに感じるのもいいかな、と思いながら、夜行バスのイーハトーブ号に乗り込みました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　うれしいことに、1日目は晴れました。夜行の疲れで眠たい頭のまま、豊沢川沿いの道を走ります。豊沢湖の先には神社がありました。昔ダム湖ができる前、この辺りにも集落があったのでしょうか。豊沢川本流を渡る橋の上には、「ナメトコ山」（地形図の表記はカタカナ）が遠望できることを示す看板が立っていました。奥深い茫漠とした山懐を思い描いていた私の眼には、豊沢川の上流に見えるナメトコ山は、あら、と思うくらい可愛い山でした。「ナ･メ･ト･コ」というどこか可愛らしい言葉の響きに、似合っているような山の形でした。&lt;br /&gt;　「大空滝上り口」の看板のある駐車場から、山毛欅の黄葉と青空のコントラストが美しい中山峠への林道を歩き、傾斜の緩いところから桂沢におりました。すでに葉を落とした木々も多い明るい沢筋を、みんなキノコ目になりながらのんびり歩いていきます。キノコ採りをしたことがない私は、キノコが見つかるたび名前や見分け方を教えてもらいました。途中、山毛欅の幹に熊の爪跡があったり、藪を踏みしだいた跡があったりと、この辺りは今でも熊たちが生活している場所であることが窺われました。ナメの多い沢筋で、大空滝沢を分けて小空滝沢に入り、小空滝を越えると廊下のような平坦なナメが続きます。なるほどなめとこ山は、「滑床山」なのだろうと思います。ナメトコならぬ、お目当てのナメコも見つかりました。初めて見るナメコの群生は、つるりんと厚くぬめりに覆われた表面が、空と木々を映して宝石のように綺麗で貴重なものに思えました。森の精気と山の露が凝縮されて、こんなにも美しいものができるのでしょうか。&lt;br /&gt;　沢をつめ上げて戻る林道は、今度は大空滝沢沿いの山毛欅の林の中をたどります。大空滝沢も平らなナメが続きますが、やがて林道は沢筋から大きく左手に離れて行き、沢の向こうはというと明るくなっていて、もうそこは林の続きではないらしく、崖が落ち込んでいるようなのです。滝は見えるのかしら、と訝しく思いながらしばらく歩くと、林道脇に柵が作られた展望台のようなところがありました。谷は広がっていて、木々の合間から遥か対岸に一条の滝を望むことができました。岩壁に刻まれた深い窪みを何段かに分け、翻るように真白い水流が駆け下っています。落ち口と滝壺は木々に遮られて見えませんが、落差100m近くもあるでしょうか。見事な滝です。確かに、もし近くまで行って見上げたとしたら、大空から降ってくるように見えることでしょう。&lt;br /&gt;　今も熊の棲むなめとこ山の懐で遊んだ一日に満足して、ブナの実を齧りながら、夕暮れの冷えた空気に負けないように小走りで駐車場に戻り、夜は鄙びた鉛温泉の湯治場で温まりました。ナメコおろしの美味しかったこと！&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　2日目は雨に降られ、出羽沢の松倉沢に入る予定を大ヘンジョウ沢に変更し、半日キノコ目で歩きました。実物を見て教わったおかげで、私もいくつかは見分けがつくようになりました。ナメコのほかにも、ムキタケ、クリタケ、ナラタケ、ブナシメジ、ブナハリなど。落ち葉の陰にひっそりとかくれた、あるいは古い倒木にびっしりとついている、キノコたちをそっと手に取ると、森からとても貴重なものを頂いているという気持ちになります。&lt;br /&gt;　出羽沢林道には、光林寺というお寺があった跡がありました。この地の住人の菩提寺であったそうです&lt;span style="font-size:78%;"&gt;i&lt;/span&gt;。その昔、山とともに暮らした人々が住んでいたのでしょう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　最終日、花巻市にある宮沢賢治記念館に立ち寄りました。こぢんまりとした博物館ですが、充実した資料がぎっしりと、見やすく工夫されて展示されていました。賢治のお話に出てくる鉱石や星のコーナーなど、眺めるだけで楽しいものもたくさんありましたが、原稿の展示も、書き手の息遣いが感じられるようで興味深いものでした。その中に、『なめとこ山のクマ』の冒頭の原稿もありました。&lt;br /&gt;　「なめとこ山のクマのことならおもしろい。」で始まる、丸っこい人なつこいような字で書かれた文章を目で追うと、原稿用紙一枚の中に、「淵沢川」、「中山街道」、「大空滝」、「鉛の湯」、という言葉を見つけて心が躍りました。なぜか、淵沢川は豊沢川のことに違いないという感じがしましたし、中山街道にしろ、大空滝にしろ、鉛の湯にしろ、行ってきたばかりの場所ではありませんか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　帰宅すると私はすぐに、子どもの本の本棚から「なめとこ山のクマ」の載っている本を探し出しました。もう頁が藁半紙のように茶色くなっている岩波少年文庫です。古い友達に久しぶりに会うように、わくわくしながら頁を繰り、ゆっくりと読み返しました。&lt;br /&gt;　それから、最初のページのほかにも、いろいろな地名が出てくることに気がつきました。それは、&lt;br /&gt;　（小十郎は）「&lt;u&gt;なめとこ山&lt;/u&gt;から&lt;u&gt;しどけ沢&lt;/u&gt;から&lt;u&gt;三つ又&lt;/u&gt;から、&lt;u&gt;サッカイの山&lt;/u&gt;から&lt;u&gt;マミ穴森&lt;/u&gt;から&lt;u&gt;白沢&lt;/u&gt;から、まるで縦横に歩いた。」&lt;br /&gt;「木がいっぱい生えている&lt;u&gt;空谷&lt;/u&gt;（からたに）をさかのぼっていると、」&lt;br /&gt;「&lt;u&gt;ばっかい沢&lt;/u&gt;へこえる峯になった所へ、」&lt;br /&gt;といったものです（下線筆者）。一体これらの地名は実際にあるのでしょうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　次に、インターネットで「なめとこ山」と検索してみました。すると、同じような疑問を持ち、仮説を立てている方々がいることがわかりました。&lt;br /&gt;　そもそも国土地理院の地形図（2万5千分の1地形図「須賀倉山」）に、「ナメトコ山」が表示されたのは、平成8年のことだそうです。宮沢賢治生誕100年に当たるこの年、花巻市で江戸時代の古地図等をもとに位置が確認され、申請によって追記されたのです&lt;span style="font-size:78%;"&gt;ii&lt;/span&gt;。&lt;br /&gt;　『地図に訊け！』の著書もある、国土地理院に勤務されていた山岡光治氏のホームページには、「なめとこ山のクマ」に出てくる地名に関する興味深い考察が掲載されています&lt;span style="font-size:78%;"&gt;iii&lt;/span&gt;。それによると、上に掲げた地名のうち、「中山街道」、「大空滝」、「鉛の湯」のほかに実在する地名は、「白沢」だけです。私の本には、「しろざわ」とルビがふってあります。2万5千分の1地形図「鉛」を見ると、駒頭山を源頭に豊沢湖に流れ込む沢が「白沢」と記載されています。白沢は、小十郎が母熊と子熊に出会うときにのぼって行く沢ですし、最期の日にさかのぼるのもまたこの沢ですから、お話の中で重要な舞台になっている沢です。&lt;br /&gt;　賢治の作品には実在する地名のほかにも、実在はしないがモデルがある地名や、存在やモデルなどがよくわからない地名が出てくるのですが、山岡氏はさらに、地図にはない地名のモデルを特定する作業をされています。「しどけ沢」「三つ又」「サッカイの山」「マミ穴森」についても、地図の専門家らしく実際の地形と照らし合わせながら考察を加えているのです。そして結論として、「『なめとこ山』は、実在するあるいは言い伝えられた『ナメトコ山』をモデルにしたもの。位置としては、現小倉山（850.7m）から、標高901mの『Aの峰』（山岡氏の掲示する地図で示されている。—筆者注）を経て現『ナメトコ山』までの山塊をいう。『なめとこ山（山塊）』の中山峠寄りには、実在する大空滝があり、淵沢川の源流となる西ノ股川には、現毒ｹ森山（919.2m）からの洞穴と滝がある借り物の風景が含まれている」としてはどうか、と述べています。なめとこ山を、地形図に記載された「ナメトコ山」だけではなく、この流域一体の山や森のことと幅広くとらえながらも、ある範囲を特定されているのです。そしてその範囲では特定できない、お話の冒頭に記載された滝については、別の場所（出羽沢の上流にある毒ヶ森や松倉山）からの借り物ではないかという解釈をされています。しかし最後に山岡氏は、それはこじつけであって、「『なめとこ山』は、あくまでも心の中にあるべき山だったのです。」と結ばれています。&lt;br /&gt;　私は今回の山行と、読み返したお話から、「なめとこ山」は地形図上の「ナメトコ山」よりも大きな山塊という印象を受けましたので、山岡氏の考察には素直にうなずけるところがあります。滝の解釈については少し違う印象を持ちましたが、それについては、後で述べてみたいと思います。&lt;br /&gt;　白沢の西には、松倉山を源頭とする出羽沢があり、今回の山行の計画された松倉沢と大ヘンジョウ沢はその支流です。この出羽沢については、宮沢賢治学会の佐藤孝氏の小論がありました&lt;span style="font-size:78%;"&gt;iv&lt;/span&gt;。 宗教的な観点から、賢治が出羽沢の地名を一切書かなかった理由を考察していて興味深いものです。また佐藤氏は、別の稿で「サッカイの山」と「マミ穴森」についての考察もされているようです。&lt;br /&gt;　山岡氏と佐藤氏の考察の中で、大きな点で共通しているところは、冒頭に出てくる滝の解釈です。少し長いのですが、原文の冒頭部分を引用します&lt;span style="font-size:78%;"&gt;v&lt;/span&gt;。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;blockquote&gt;　「なめとこ山のクマのことならおもしろい。なめとこ山は大きな山だ。淵沢川はなめとこ山から出てくる。なめとこ山は一年のうちたいていの日は、つめたい霧か雲かをすったりはいたりしている。まわりもみんな青黒いナマコや海坊主のような山だ。山のなかごろに大きなほら穴ががらんとあいている。そこから淵沢川がいきなり三百尺ぐらいの滝になって、ヒノキやイタヤのしげみの中をごうと落ちてくる。&lt;br /&gt;　中山街道はこのごろは誰も歩かないからフキやイタドリがいっぱいに生えたり、牛が逃げてのぼらないように柵をみちにたてたりしているけれども。そこをガサガサ三里ばかり行くと、向こうの方で風が山の頂を通っているような音がする。気をつけてそっちを見ると何だかわけのわからない白い細長いものが、山をうごいて落ちてけむりを立てているのがわかる。それがなめとこ山の大空滝だ。そして昔はそのへんにはクマがごちゃごちゃいたそうだ。」&lt;br /&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;　物語の舞台となるなめとこ山を描写した、この導入部分には、一段落目にも二段落目にも滝が描かれています。東北らしい丸くなだらかな山容ながら、中腹には険しい崖があり大きな滝もかかる深い山、という印象を受けます。ところで、ここに描かれた滝は、同じ滝なのでしょうか。&lt;br /&gt;　山岡氏と佐藤氏は、違う滝が二つ描かれているとしています。すなわち、「一般には大空滝だけのように思われていますが、はっきりと違う滝が出てきます。」（佐藤氏）「明らかに区別して使用しています」（山岡氏）と書かれています。そして、佐藤氏は、最初の滝を「オオヘンジョウの滝」と断定していますし、山岡氏も、毒ヶ森周辺の崖記号や滝記号、出羽沢に着目され、その辺りに「この記述に沿った風景が予想できます。」と述べています。大ヘンジョウ滝はまさにその辺りにあるのです。&lt;br /&gt;　大ヘンジョウ滝は、35mとも50mとも言われていますが、確かに美しい見事な滝であるようですvi。今回の山行では、私は二俣から林道に近い右沢のほうに入ったので、この滝は見ませんでした（新緑か黄葉の時期にまた来てみたいものです）。&lt;br /&gt;　この大ヘンジョウ滝を、物語に登場する最初の滝とするのは、大変興味深いことです。賢治は1918(大正7) 年に豊沢川流域を調査で歩いていて、この辺りにも足を踏み入れているからです&lt;span style="font-size:85%;"&gt;vii&lt;/span&gt;。ペンを持つ賢治の心には、このときに見たさまざまな山の風景があったことでしょう。大ヘンジョウ滝のイメージが浮かんだとしても不思議ではありません。&lt;br /&gt;　けれども、そうだとしてもやはり、私はどちらも大空滝のことのような気がするのです。「大きなほら穴ががらんとあいて」、そこからいきなり、「ごうと落ちてくる」という表現が、実際に目にした大空滝の姿にふさわしく思われますし、「三百尺くらい」という高さがちょうど大空滝と同じくらいだからです。大ヘンジョウの滝の高さはその半分くらいですし、いきなりごうと落ちてくるという表現には、幅の狭い落ち口から垂直に近い角度で落水してくるイメージがありますが、写真で見る限り大ヘンジョウ滝は、この表現とは少しイメージが違います。また文章表現的には、段落を分けて書かれてはいますが、一段落目がざっくりと遠くから望遠鏡を覗いたような表現、二段落目が自分の足で歩いて行って近くから見た表現にも読めると思います。そして近くまで行ってから「昔はそのへんにはクマがごちゃごちゃいたそうだ。」とだんだん話の中心に近づいてくるのです。まるで映画のコンテが、遠景から始まって、だんだん近づくにつれて色々なものがはっきり見えてくるような感じがします。&lt;br /&gt;なお、その他の地名に使われている言葉についても少々調べてみました。「マミ」とは狸のこと、「ばっかい」はフキノトウのこと、「しどけ」は山菜でおなじみのモミジガサのことです。「空谷」という地名も出てきますが、想像をふくらませるなら、これは大空滝沢がある谷、というような意味ではないでしょうか。&lt;br /&gt;　なめとこ山のこと、地名のことばかりを書いてしまいました。地名ひとつとってもこんなにたくさん考えることがあるのですから、作品全体の解釈については、実にさまざまな研究がなされているようです。気ままに読むことを楽しむならば、『なめとこ山のクマ』の中で私の好きなところは、「そこであんまり一ぺんに言ってしまって悪いけれども、なめとこ山あたりのクマは小十郎をすきなのだ。その証拠には・・・」というくだりです。そして、「小十郎はもうクマのことばだってわかるような気がした。」というくだりと、それに続く親子熊の話も好きです。『なめとこ山のクマ』は大変哀しいお話ですけれど、この文章には楽しく暖かく、救いがあるような気がします。熊も小十郎も自然の中でひとつであるような気がします。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　小十郎が死んだのは、空が真っ青で雪が燃えるくらいにまばゆい一月のことでした。鉛温泉にはもう初雪が降ったそうです。雪の季節の豊沢川、鉛温泉にも、いつか行ってみたいものです。&lt;br /&gt;（B子）&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-size:85%;"&gt;i 花巻市立花巻北中学校ホームページ&lt;br /&gt;http://www.city.hanamaki.iwate.jp/kitachu/toyosawa.htm&lt;br /&gt;ii平成8年8月の国土地理院のニュースレター&lt;br /&gt;http://www.gsi.go.jp/WNEW/TEC-NEWS/1996/tec47.html&lt;br /&gt;iii山岡光治氏のホームページ「おもしろ地図と測量」&lt;br /&gt;http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaempfer/　には、地図の風景「宮沢賢治の『なめとこ山』」&lt;br /&gt;http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaempfer/map-hanashi/nametoko.htm&lt;br /&gt;という小論が掲載されています。&lt;br /&gt;iv 宮沢賢治学会・会報第26号 2003.3 「出羽沢の宮澤賢治」 佐藤孝&lt;br /&gt;http://www.kenji.gr.jp/kaiho/kaiho26/index.html&lt;br /&gt;v 「なめとこ山のクマ」からの引用は、すべて以下の書籍によりました。&lt;br /&gt;宮沢賢治作「セロ弾きのゴーシュ」岩波少年文庫152　昭和47年発行第13刷&lt;br /&gt;vi 例えば、酔いどれさんのホームページ「扉のページへようこそ！」の沢の扉に、美しい滝の写真が掲載されています。　http://www.wink.ac/~ogaoga/&lt;br /&gt;vii 奥田博「宮沢賢治の山旅」東京新聞出版局1996 19頁、および、佐藤氏viによります。&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-6676592394686031192?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/6676592394686031192/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2009/02/blog-post_19.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6676592394686031192'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6676592394686031192'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2009/02/blog-post_19.html' title='なめとこ山のこと'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-6250207666009729728</id><published>2009-02-19T11:35:00.001+09:00</published><updated>2009-02-19T11:46:06.058+09:00</updated><title type='text'>さ〜ぁ　家に帰ろう！</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　私は山に登るよりも、山を思い過している時間が好きなのかもしれない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　山行を重ねるほど、臆病になって来た。&lt;br /&gt;　予報に反した突然の大雨から際どい脱出。大滝登攀中に、落ち口に熊が現れ進退窮まったこと。岩で壁を登りきり岩峰頂上に立つと、壁に隠されていた暗雲が急速に迫り、ビレー中には頭上に雷鳴も響き始め「はやく登ってくれー！」&lt;br /&gt;　山行がふえるに伴い想定外の状況と遭遇する事もあり、幾度かの怖い思いをさせられた。&lt;br /&gt;　「おっ、アブね〜」「ヤバ〜」繰り返される山での小事だが、小心な触覚は不穏の気配を感じ、「なんか変だぞ？」それは体調からか、山とリズムが合わない為かは知れずとも行動が殊更慎重になる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　あの山、この山へと自由に行けるようになりたいと思う。&lt;br /&gt;　資料を読み想像を膨らませ準備・計画している時間はとても楽しい。いつも目指す山が頭の中にあり、ふっと考えてしまうことが良くあり仕事の効率はとても悪い。&lt;br /&gt;　ガチャの不足は？エスケープは？&lt;br /&gt;　目指す山に対峙するまでに、どれ程シュミレーションしたことだろう。&lt;br /&gt;　面倒な段取りを済ませ、やっと山に入る。&lt;br /&gt;　閉じ込め圧縮してきた五感を解き放ち、溢れる山の精気を感じると内部から心地よい緊張が漲り始める。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　一歩、一歩、　山の中へ　山の奥へ&lt;br /&gt;　「この景色、この空間」思い憧れていた山を歩く。&lt;br /&gt;　「行きます！」　ロープを結びプレッシャーに克ち登攀のコール。&lt;br /&gt;　この一瞬を求めここに来た。&lt;br /&gt;　積み上げてきた時間が私のなかで描かれる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　一歩、一歩、　山の中へ　山の奥へ&lt;br /&gt;　臆病な心は取り巻く空気を探り始める。&lt;br /&gt;　「！？」&lt;br /&gt;　順調な行程にも「逃げ道は？」「降りられるか？」&lt;br /&gt;　降りる一歩を考えながら、一歩登って行く。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　敗退！　「くそっ」「あと一歩、行けば良かったか？」と、引き摺る思いは大きい。&lt;br /&gt;　悔やむは過信と慢心の顕われか。&lt;br /&gt;　憧れた山なのだから、無事の撤退と喜ぼう&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　さ〜ぁ　家に帰ろう！&lt;br /&gt;　再び挑む日のために。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;（さい）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-6250207666009729728?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/6250207666009729728/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2009/02/blog-post_2241.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6250207666009729728'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6250207666009729728'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2009/02/blog-post_2241.html' title='さ〜ぁ　家に帰ろう！'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-2620101126369285169</id><published>2007-09-01T19:10:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:28:45.592+09:00</updated><title type='text'>"村の新酒の葡萄酒"</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　長々と勢力を保って列島を残暑で包み込んでいた高気圧もようやく勢力を弱め、秋めいてきた今日この頃、朝の通勤サイクリングも少し肌寒くなり、金木犀の香りが晩秋へと導きつつ。&lt;br /&gt;　ちなみに、花言葉は「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」決してトイレの・・・ではないので。&lt;br /&gt;　秋は運動・読書・食欲・キノコ・秋刀魚・・・と何かにつけ理由をつけて楽しむ機会が増えるのも事実であるが、やはり私は11月第3木曜日に解禁のボジョレー・ヌーヴォーが待ち遠しい。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　バブル経済の80年代後半から続くこのお祭り騒ぎは、いいも悪いも新し物好きな日本人にとっては格好の酒飲み理由になり、老いも若きも狂喜乱舞である。&lt;br /&gt;多分、解禁日のテレビのニュースでは、ワイン風呂に入りつつワイングラス傾けているお馬鹿なカップルの映像が流れるであろう(毎年の風物?) あぁ～　さすがの私も真似できない、お馬鹿過ぎョ。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　ボジョレー・ヌーヴォーと聞き、大半の人々は「あっ今年収穫した新酒よね! 葡萄の出来を見るのよねぇ!寝かして置くと美味しくなるのよねぇ!」 など、まぁ間違いではないが正しくもない。&lt;br /&gt;　ボジョレー・ヌーヴォー は、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯、ボジョレーで生産される赤ワインでその年の11月に出荷される新酒のことです。&lt;br /&gt;　その年に採れたブドウから作り込むために、MC（マセラシオン・カルボニック）法と呼ばれる急速にブドウを発酵させる技術が用いられる。醸造期間は数ヶ月と早く、その独特の製造方法のためにごくわずかながら炭酸ガスを含有します。飲み口がいいのもこのためです。そもそも当地の農民が収穫を祝ったのが始まりとされています。&lt;br /&gt;　また、ボジョレー・ヴィラージュ と呼ばれる、より限定された地域のものにも新酒があり、こちらには「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」というラベルが貼られています。　　&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　一般的にワイン(赤ワイン)の作り方は、「収穫→選果→破砕→一次発酵→プレス→二次発酵→オリ引き→樽貯蔵→濾過→瓶詰め」。となるのに対してボジョレー・ヌーヴォー は、破砕せず、縦型の大きなステンレスタンクに上からどんどん入れ込み、タンクの底の葡萄は重さで潰れ果汁が流れ出て自然に発酵が始まり、発酵が始まると炭酸ガスが生成されるので次第にタンク全体が炭酸ガスで充満し、潰れていない葡萄の細胞内部で酵素の働きによって分解され葡萄の皮からも成分が浸出します。細胞内の酵素による発酵を利用したものがMC（マセラシオン・カルボニック）法なのです。&lt;br /&gt;　ちなみに、ボジョレーでは自然に発生する炭酸ガスを利用しますが、人工的に炭酸ガス雰囲気をつくっても同じようなワインが生成されるそうです。&lt;br /&gt;　寝かしてなんぼのワインではないので、お気楽な気持ちでテーブルワインとして一気に飲み干しましょう。(なんだかエッセイがレポートになりつつある。)&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　私の友人(酒友)の中には、「ボジョレーは飲まないョ、騒ぎすぎだョ」と、こよなくヴィンテージ物しか口にしない輩もいる。&lt;br /&gt;(この場で言うヴィンテージ物とは、高価なものではなく状態のいいのみ頃なワインです。)&lt;br /&gt;　まぁ、人それぞれ酒肴品ですからねぇ。もちろん私もヴィンテージ物は大好き、好きな銘柄もあります。いろいろ飲み比べると楽しさは倍増するし話題も増えるからねぇ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　某週刊漫画雑誌に、"神の雫"というワインを題材にした漫画が人気となっており、また、第３次ワインブーム到来!?　あぁ～勘弁してほしいと思う次第です。&lt;br /&gt;"○○ブーム"などと言う部類の物はそのものを身近な存在にしてはくれるが、その物を衰退させかねない・・・と私は思う。&lt;br /&gt;　さて、今宵はなにを飲もうか・・・飲みすぎるかしら・・・秋の健康診断も近いし、検査数値に異常をきたさないように・・・うぃース。（こ）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-2620101126369285169?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/2620101126369285169/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2007/09/113-80-11-mc-mc.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/2620101126369285169'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/2620101126369285169'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2007/09/113-80-11-mc-mc.html' title='&amp;quot;村の新酒の葡萄酒&amp;quot;'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' 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/&gt;　これらの条件を満たす道具が、お手元にありませんでしょうか？僕がぱっと思いつく範囲内で、当会にも結構あるんじゃないかと考えたりします。例えば、Ｍ氏のはっか油とかはそうでしょう。これはどちらかというと、そもそもなんで街中の薬局が取り扱っているのか理解し難いのですが・・・。他には、やや一般性の要件を満たしませんが、菜箸なども革新的かと思います。飯を食うだけでなく、ビリーを焚き火中に上げ下げする棒代わりになりますし、ソーセージを焼くときの串代わりになったりもします。時には（あまり個人的にはやりませんが、）、炭を移動させるのにも使えます。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　そこで、個人的にお勧めしたいのが、“ハエたたき”です。夏合宿のアブ対策には必携の一品だと思っています。今回夏合宿で気付いたのですが、アブは意外に飛ぶのが遅く、飛行中でも簡単に打ち落とすことができます。また、頭の周りをブンブンとうるさい時は、振り回しているだけで、そのうち向こうから当たってきてくれます。ですから、狙ったアブはほぼ95％の確立で撃墜できます。刺されたら悲鳴をあげるほど痛い、憎きアブに仕返しをするには全くもっていい方法です。ストレスの溜まり具合が全く違います。逆に日頃のストレス解消におススメしたい位です。今回夏合宿でも、休憩1回毎に、十数匹のアブを岩魚のエサにしました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　より快適な沢ライフのために、色々な秘密兵器をみんなで共有し使っていきませんか？きっとそのうち、その価値が一般に認められて、商品化されるものも出てくるかもしれません。革新は辺境から生まれる。目指せ、沢屋発！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ふ）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-6739731093092187832?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/6739731093092187832/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2007/07/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6739731093092187832'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6739731093092187832'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2007/07/blog-post.html' title='「秘密兵器」'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' 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class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-3712292697129429154?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/3712292697129429154/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2007/05/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/3712292697129429154'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/3712292697129429154'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2007/05/blog-post.html' title='「月とお酒」'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-1010311633446028053</id><published>2007-04-01T19:12:00.002+09:00</published><updated>2009-02-13T15:38:33.800+09:00</updated><title type='text'>白い猿</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　岩手県花巻温泉峡、豊沢川上流右岸にあるひなびた感じの鉛温泉に「白猿の湯」という風呂がある。階段を下りた地階にあるが、天井が高く開放的で明るい。深さが1.25ｍもある、立って入る珍しい温泉だ。名前の由来は、約600年前に1匹の白猿がこのお湯に入っていたからというものだ。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　鉛温泉から南に和賀川を挟んで約30ｋｍのところに夏油温泉がある。ここにも「白猿の湯」という名の内風呂が。現地の看板で読んだことがあるが、確か名前の由来は鉛温泉と同じようなものだった。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　白い動物といえば、数年前に白い猪が捕獲されて話題になった。映画「もののけ姫」にも白い猪が出てくる。これらの白い動物はアルビノという先天性色素欠乏症（人間にもあるらしい）だという。ただ、日本では白い動物というと神聖なものか、逆に凶兆として恐れられる。先述の捕獲された猪も確か猪鍋になるのは免れたはずだし、「もののけ姫」の白い猪も乙事主（おつことぬし）という山の主のボスだ。古事記の中にもヤマトタケルノミコトが伊吹山で「山の神」である白い猪に会った記述があるという。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　わたしは白い猿にも白い猪にもお目にかかったことは無いが、昔々の鉛温泉に入っていた白猿と夏油温泉の白猿が同じ猿だったら面白いだろうなぁとか思ってしまうし、白猿と同じように山々を歩き回った後、久しぶりに夏油の湯にどっぷりつかってみたくなっている。　　　　　（まつ）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-1010311633446028053?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/1010311633446028053/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2007/04/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/1010311633446028053'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/1010311633446028053'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2007/04/blog-post.html' title='白い猿'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-3195965274381681133</id><published>2006-11-02T19:04:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:30:39.214+09:00</updated><title type='text'>沢杉</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　沢杉という木をご存知ですか？文字通り沢に生える杉です。富山県の黒部川扇状地の扇端部、海岸近くの吉原地区に自然公園「杉沢の沢すぎ」としてほんの少しだけ自生、保存されています。沢杉の林の中は沢が流れています。水深は浅く一面に流れています。沢の中に杉が生えているような感じです。沢床は白い砂地というかじゃりです。ここは扇状地の先端部分は水が湧き出るところで、この沢も湧き水からできています。沢が深くなっているところはきれいな水草も咲いています。「杉沢の沢すぎ」には「沢すぎ自然館」という建物もあり、沢杉について学習できるようになっていて、小学校の学習の場としても利用されているようです。&lt;br /&gt;　杉林というと奥多摩のうっそうと暗いイメージがあると思いますが、沢杉の林は、位のですが、水が流れているため、清らかで涼しく気持ちのよい林です。もちろん扇状地の湧水帯は富山県以外に他にもあると思いますが、沢杉が生育している場所はめずらしいらしく、国の天然記念物に指定されています。&lt;br /&gt;　私が子どものころ、現在も北陸本線の通っているあたりにはこの沢杉の林が点在していました。林の隣に田んぼがあるという風でした。林の中の沢は地元では「しょうず」と呼んで田んぼ仕事のときにお茶やすいかやうりを冷やしたり、飲み水として使用していました。しょうずというのはなんだろうと思っていましたが、清水岳と書いて「しょうずだけ」という山があるのを知って、清水の方言だとわかりました。水は湧き水のため冷たいので(資料によると11℃位）水には入らず、杉の根元がまがりくねってからまったりしているので、のっかって遊んだりしていました。林の奥はうっそうとしていて暗く、もちろんマムシも生息していました。&lt;br /&gt;　昭和40年代なかばに基盤整備事業で米作りを機械化するため田んぼは大きく四角くなりました。その際に45ヘクタールあった沢杉の林はほとんど失われ、現在2.7ヘクタールほど残っています。今でこそ自然保護は価値を認められていますが、当時は少し残すのもたいへんだったということです。現在、減反政策で米を作れずあそんでいる田んぼを見るたびに、何のために田んぼにしたのかと思い憤りを感じます。&lt;br /&gt;　実は沢杉は立山杉と同じものだそうです。立山杉は、樹高が高く枝が下向きに張り出していてかっこよく、小学校にシンボルとして植えられていました。立山杉は変幻自在に環境に適応する杉で、例えば有名なものに岩に巻きついて複数の杉が根を共にしはりめぐらせてできる洞杉と呼ばれるものがあります。片貝川の南又谷右岸にあるそうで、ぜひ行ってみたいと思います。それから立山アルペンルートの美女平に立山杉の原生林も。&lt;br /&gt;　立山杉はかっこよく、たくましく、生命力があり、みずみずしい、つわものです。私の心のよりどころかも・・・。でも庭に立山杉は植えられない。頭の中はぶなの森にすっかり占領されていましたが、昔を思い出し、いろんな森をめぐりたいと思うようになりました。（い）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-3195965274381681133?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/3195965274381681133/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2006/11/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/3195965274381681133'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/3195965274381681133'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2006/11/blog-post.html' title='沢杉'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-4004032439072472651</id><published>2006-04-12T19:05:00.002+09:00</published><updated>2009-02-13T15:47:24.285+09:00</updated><title type='text'>植物の紅葉と落葉について</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　これからの季節、山々が紅葉に染まり一年中で一番美しい季節を迎える。沢登りにおいても白い岩肌と赤や黄色のコントラストは目に鮮やかだし、源頭部で草紅葉に包まれるときは感動的ですらある。&lt;br /&gt;　毎年当たり前のように繰り返される紅葉と落葉だが、今回はその仕組みについて少し勉強してみた。ものの本には紅葉や落葉の物理化学的なメカニズムは解説してあるが、「何故、何のために紅葉し落葉するのか。」という視点からははっきりと書かれてはいない。まだわかっていないのかもしれないし、そういう本に巡り合っていないだけかもしれない。&lt;br /&gt;　そこで、「何故、何のために」の部分は、以前に人に聞いた話や自分の想像で補ってこのエッセイを書くことにした。書いているうちに、自分の知識が非常に中途半端であるため、いろいろな疑問が湧き上がってきて収拾がつかず、わざわざ人に読んでもらうような代物ではないことに気がついたのだが、「今後お互いに勉強していきましょう。」ということで我慢して読んで下さい。&lt;br /&gt; &lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;１．紅葉のメカニズム&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　春～夏～秋と晴れた日に植物は日光をふんだんに浴びて葉で光合成を行い、多量のでんぷんを生成する。生成されたでんぷんは葉から幹や根に運ばれ、あるものは種子として結実し、あるものは根や幹に蓄えられて翌年の発芽のエネルギー源となる。&lt;br /&gt;　秋が深まり気温が下がってきて幹からの水分の供給が減ってくると、葉の付け根のところに離層と呼ばれる遮断層が形成され、やがて維管束といういわば葉と枝を結ぶ物流管が切れ、水の供給やでんぷんの移動が途絶える。その前に葉で生成されたでんぷんは枝や幹に回収されるが、回収し切れずにある程度のでんぷんが葉に残り、それは糖に分解される。一方、クロロフィル(葉緑素)は老化してアミノ酸に分解される。この糖とアミノ酸からアントシアンという赤い色素が合成され、これによって葉が赤くなる。&lt;br /&gt;　余談だが、ホットケーキにかけるメープルシロップは、サトウカエデの幹に溜まったでんぷんが春先に幹の中で糖に分解されることを利用し、それを採取して煮詰めたものである。&lt;br /&gt;　気温の下がり方が急であるほどクロロフィルの分解が促され、同時に回収し切れずに葉に残るでんぷんの量も多くなって生成されるアントシアンの量が多くなる。夏に好天が続き、秋に急に冷え込んだ年に紅葉がきれいだといわれるのはそういうわけである。&lt;br /&gt;　葉にはカロチノイドという黄色の色素もあり、クロロフィルでは吸収し切れない部分の光で光合成の補助を行っている。ブナや銀杏などのような黄葉は黄色の色素が新たに合成されるのではなく、クロロフィルが破壊されて、隠れていたカロチノイドの黄色が面に出てくるためだと言われている。&lt;br /&gt;　なぜ紅葉するのかについては明らかになっていないようだ。落ちた葉はやがて土に返り、また植物を育む土壌となるのだが、その際、緑色のままの生の葉っぱよりは、糖やアミノ酸に分解され、色素を含んだ状態のほうが微生物の分解が促進されるとか。何か理由があるのでしょうね。よくわかりません。&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;２．落葉のメカニズム&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　日本では一般に春に展葉し、秋にはいっせいに落葉するものを落葉樹、葉の寿命が一年を超え、緑葉をつけたまま越冬するものを常緑樹という。常緑樹の場合には種によって異なるが、寿命を迎えた葉から４～６月に、または10～11月に落葉するものが多い。また、一年中絶えず数枚ずつが落葉する種もある。&lt;br /&gt;　落葉の仕組みは先に紅葉の項で述べたように、葉と茎の間に離層が形成され維管束が切れて物流が途絶え落葉するというもので、これは落葉樹、常緑樹を問わず同様である。&lt;br /&gt;　それでは、多量のエネルギーを投資して作り上げた葉を何故落としてしまうのか。その理由は落葉樹と常緑樹では幾分異なる。&lt;br /&gt;　常緑樹の場合、葉の寿命が大きな理由のようだ。葉では太陽の光エネルギーと水と二酸化炭素からでんぷんを合成するという大仕事が常になされている。そのため組織の疲弊が幹や枝に比べて激しく、１～６年で寿命が尽きて落葉する。いわば新陳代謝である。&lt;br /&gt;　落葉樹の場合は越冬ということがキーワードになる。冬になると降水量が減るため、根から吸い上げる水の量が激減する。葉の組織を維持していくためにはある程度の水分と養分が必要であるが、それらの供給が困難になり、葉の組織を維持していくことが難しくなるのである。また雪国にあっては日照時間が減り、葉が雪を被るためさらに光エネルギーの吸収が阻害される。光合成ができなくなるのである。つまり、植物全体にとって冬季の葉は収益が上がらない（光合成ができない）割に経費ばかりがかかる不良資産であり、これを切り捨てて苦しい冬をじっと耐え、翌春に再起する方が新たに葉を作る投資を考えても効率的なのである。&lt;br /&gt;　落葉にはもう一つ、越冬のための耐寒戦略としての面がある。寒冷地の植物が越冬に当たってもっとも留意すべきことは、低温に曝された挙句の細胞内凍結や凍結・膨張による組織の爆裂という点である。葉を維持するためには先に述べたように、根から吸収した水分や養分を幹や枝の管を使って末端の葉まで運ぶ必要がある。そのとき管の中は水分で満たされることになるが、その状態で低温に曝されると管内が凍結し、膨張圧で管が破裂してしまう。落葉して冬眠状態となった管内は空隙がかなり多く、たとえ凍結しても膨張圧が作用しないようになっている。また、落葉直前に葉のでんぷんを回収することにより、樹液の濃度が高まり凍結温度を下げる効果もある。&lt;br /&gt; &lt;br /&gt;　働くだけ働かされて効率が悪くなると切り捨てられる葉っぱに少し同情。人間社会にたとえれば定年を迎えて熟年離婚されるようなものだ。毎週山に行っているようじゃ問題かも。&lt;br /&gt;  （ま）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-4004032439072472651?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/4004032439072472651/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2006/04/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/4004032439072472651'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/4004032439072472651'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2006/04/blog-post.html' title='植物の紅葉と落葉について'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-816719814523196172</id><published>2006-03-14T19:04:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:32:54.470+09:00</updated><title type='text'>思い出の渓</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　５万分の１の地形図(※1)の「大鳥池」を開くと、その中央を南北に縦断するゴルジュ記号が目に付く。そう、皆さん良くご存知の八久和川だ。初めて遡行したのは、もう30年近く前の8月のことである。当時はまだ学生だったので、10泊で八久和川から出谷川の東俣を遡行する先輩の計画に乗ったものだった。&lt;br /&gt;　今はなき「鳥海」という夜行の急行で鶴岡へ。大鳥行きのバスを途中下車し、頼んでおいた山仕事のトラックに乗せてもらい、舗装されていない荒れた鱒淵林道を八久和ダムへ。背負うキスリングは、3kgにもなる、わらじ10足(※2)や食料10泊分で膨らみ、30kg近くあった。&lt;br /&gt;　さて、フタができない程に膨らみ、肩に食い込むキスリングを背負い、ダムから山道を3時間、汗だくでスズクラ沢に着く。沢を下るとすぐに本流に出合うが、八久和川の水量には息を呑んだ。当時の私の力量と知識では、渡渉などという考えすら及ばない。明日以降の行程に不安がよぎる。広い川幅一杯にゆったりと流れており、まるで大河だと思った。この日は途中の沢で荷物を下ろし、フタマツ沢から横沢まで遡行する。幸い、スズクラ沢付近に比べると水量が減っている。と言っても、水流が強く、水中の飛び石づたいに何とか対岸に移った。これを含め、渡渉できる場所は限られ、２回だけだった。フタマツ沢出合からの本流はゴルジュだが、両岸の岩が傾斜しており、緩やかな流れと相まって、明るい景色が印象的だった。&lt;br /&gt;　翌日は、フタマツ沢から本流に出て、昨日同様、何とか対岸に移った。ヤロウ平という台地に上がると、不明瞭ながら踏み跡がついており、これを辿る。横沢の先で踏み跡は本流に降りてしまうが、岩伝いに上流に進むと小沢の横から再び踏み跡が登っている。ここからはカクネ通りと言われた厳しい山道だった。本流を下に見ながら、雪で曲がった枝をまたいだり、くぐったり。横幅のあるキスリングでは、なおさら厳しかった。道が易しくなると、間もなくカクネ沢に着く。沢を渡り、不明瞭な道を10分程で、昔のマタギ小屋跡の小広場に出る。この日はカクネ沢の出合の滝を下り、再び本流に出る。下流は激流のゴルジュで、この時はとても遡行など及ばないと感じた。一方、上流は次第に穏やかになり、やがて川原が広がってくる。特に長沢出合上の川原は(当時は)砂地で最高のテントサイトだった。夜は盛大な焚き火に岩魚アラカルト(※3)で舌鼓を打つ。&lt;br /&gt;　長沢出合から芝倉沢までは、やはり水量は多いものの、渕尻を腰まで渡渉を数回で着く。芝倉沢からは再びゴルジュとなり、当時は巻き道もなかったため、胸までの厳しい渡渉が続く。小国沢出合では、台風の増水で２日間足止めをくう。&lt;br /&gt;　茶畑沢出合先の石滝では、大岩に抱きつき、越した。さすがにこの辺りからは水量は減るが、両岸が迫ったゴルジュのため、なかなか楽をさせてくれない。底の見えない圧縮された大プールは、踏み跡に従い初めて高巻く。さらにもう１回高巻くと、渓は穏やかになり、平七沢出合だった。ここからは、良くある普通の渓となり、釣り師も多いためか、踏み跡のしっかりした巻き道もあった。しかし、出谷川を横切る登山道の渡渉点についた時は、緊張もほぐれ、ほっとしたのが今でも記憶に残っている。&lt;br /&gt;　ここからは、日帰りで呂滝の上までは遡行したが、増水の足止めがあったため、時間切れ。オツボ峰まで急登し、大鳥池へ。沢の中とは違い、あまりの人の多さに閉口した。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　以降、八久和川の素晴らしさが忘れられず、訪れたのは既に10回を超えている。もちろん、同じルートばかりではなく、横沢、長沢や小国沢からの下降、あるいは登山道から入渓しこともあれば、東俣、中俣、西俣それぞれでフィナーレを迎えたり、中流部を横断したこともある。そして、訪れるたびに水量も違えば、かつての記憶と異なった流れとなっている。しかし、本流は何といっても明るい渓谷で、自然の真っ只中にいるという感じするため、心が安らぐ。しかも川原での盛大な焚き火と新鮮な岩魚付きときている。このため、本流で必ず１泊はするようにしている。&lt;br /&gt;　ただ、最近はダムまでの林道も良くなり、巻き道も大分つけられ、入渓しやすくなったためか、残念なことに年によってゴミが目立つことがある。いつまでも、汚れのない自然のままであって欲しいと願うこの頃である。&lt;br /&gt;(さ)&lt;br /&gt;注）&lt;br /&gt;※1　当時は、25000分の１の地形図は一部しか発行されておらず、朝日連峰界隈は５万図しかなかった。&lt;br /&gt;※2　その頃は、現在のザックをアタックザックといい高価であり、登山は綿でできたキスリングが主流だった。サイドポケットが大きく横幅が肩幅の倍くらいあり、雨ぶたもなく、生地を折り畳んでシュリンゲで止めて、ふたにした。また、ウェット地の渓流タビや渓流シューズがなく、沢登りといえば、地下タビに「わらじ」であり、1足300ｇあった。&lt;br /&gt;※3　この山行での岩魚メニューは、今でも良く作る刺身、塩焼き、バター焼き、燻製の他、味噌焼きやあまり美味くはなかったが、食料の軽量化のため、ぶつ切りとフキの味噌汁や炊き込みご飯を食べた。&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-816719814523196172?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/816719814523196172/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2006/03/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/816719814523196172'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/816719814523196172'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2006/03/blog-post.html' title='思い出の渓'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-6947642897939956872</id><published>2005-09-07T11:40:00.005+09:00</published><updated>2009-12-22T15:54:12.921+09:00</updated><title type='text'>「彼」の時代の山</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;　奥利根湖の湖岸道に「見返り峠」という峠がある。矢木沢ダムの完成が昭和42年なので左岸につけられたこの湖岸道と見返り峠は古の人々が行きかった峠ではなく、利根川の源流域に入るためにつけられたものなのだろうか。現在は船でのアプローチが可能となったため湖岸道は荒れ果てている。ダム湖がない時代、奥利根の源流域に向かった先達たちはみなこの峠を越え源流域に向かっていったのだろう。&lt;br /&gt;　この夏、満水状態の奥利根湖の渡渉点を探すために湖岸のヤブを漕いでいたら、ひょっこりとこの「見返り峠」に出た。小泉氏の「奥利根の山と谷」の写真で見慣れた景色が目の前にあった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　先達たちはこの峠でどういう思いで何を見返ったのだろう。山を越えてしまえば帰りは通らぬ峠。おそらく見返ったのは行きではなく帰りであろう。まだ記録の少ない山域を探索してその成果を感慨深くふり返っていたのか、それとも何かのアクシデトで撤退を余儀なくされ忸怩たる思いで山を見返っていたのだろうか。&lt;br /&gt;　我々のこの夏は後者であった。Ｏ氏とともに昨年に引き続き奥利根の横断を試みたが「バックウォーター」と「ヤブ」と「悪天」に阻まれ見返り峠から1日かけて山越えしてきた沢にエスケープルートを求めざるを得なかった。&lt;br /&gt;　そしてせめて最後の夜ぐらいはと、ブナの平にまったりとした焚き火で疲れを癒した。&lt;br /&gt;焚き火を肴にちびちびと明るいうちからやりはじめ、焚き火の脇のブナにあった切り付けの話などをする。&lt;br /&gt;&lt;table style="width:auto;"&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/vMhIURu2aHB5dE-3gGnBmg?feat=embedwebsite"&gt;&lt;img src="http://lh6.ggpht.com/_zgCtH7DBuZQ/RcG1h36JwDI/AAAAAAAAEOo/I9RI9lsqRrw/s400/yatawati50.jpg" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;tr&gt;&lt;td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right"&gt; &lt;a href="http://picasaweb.google.co.jp/sawagurumi/20050814?feat=embedwebsite"&gt;2005/08/14 奥利根：矢種沢～割沢左岸支流下降&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/table&gt;&lt;br /&gt;　その切り付けには「明治12年」とあった。明治12年といえば西暦で1879年。今から120年以上も前だ。やはり猟師だろうか。その沢は両岸壁だらけで熊を追い上げるには向いているようには思えないがカモシカだろうか。それとも熊を狩るには尾根へ追い上げるだけでなく他の猟法もあったのか。&lt;br /&gt;　名前は切り付けが拡がってしまって読みとれないが、「越後国中魚沼郡」の文字は読み取れた。そのころの中魚沼郡は今の津南のあたりだそうだ。彼はそのあたりから魚野川へ越えて登川右岸からコツナギ沢へ入り奈良沢を下って本流に出たのだろう。そんなルートが自然と頭に思い浮かんできた。&lt;br /&gt;　今は湖底に沈んでしまった湯の花温泉をベースにしたのだろうか。温泉の沸く粗末な小屋に泊まり狩りに出かけていったのか。しかし調べてみると湯の花温泉が発見され、小屋ができたのは大正の初期らしい。だとしたら、まだ世間に知られていない温泉を彼は知っていたのだろうか。&lt;br /&gt;　なんだか彼の辿ったルートと彼の日常の生活と彼の時代の奥利根の風景を想像するだけでワクワクして楽しい。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　「楽しかっただろうなぁ」とＯ氏に言ってみると「生活がかかっていたんだからそんなことはないでしょう」と返された。ごもっともである。&lt;br /&gt;　夏合宿の最後の夜は彼の時代の奥利根をあれこれ想像しながら眠ってしまった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　彼の時代の山へ行くことは叶わないが、沢から山へ入り、彼の時代の生活の片鱗に触れ彼の時代の山を想像してみることはできる。それが「切り付け」でなくとも、その時代に山で生きた人々の生活を感じられるもの。鉱山の跡。山菜小屋。廃村。道の跡。そういったものに出合い、その時代に思いを馳せるのも沢から山へ入っている我々の楽しみのひとつだと再認識した一夜だった。（ち）&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-6947642897939956872?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/6947642897939956872/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2005/09/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6947642897939956872'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6947642897939956872'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2005/09/blog-post.html' title='「彼」の時代の山'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><media:thumbnail xmlns:media='http://search.yahoo.com/mrss/' url='http://lh6.ggpht.com/_zgCtH7DBuZQ/RcG1h36JwDI/AAAAAAAAEOo/I9RI9lsqRrw/s72-c/yatawati50.jpg' height='72' width='72'/><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-164646181363388396</id><published>2005-01-26T11:37:00.001+09:00</published><updated>2009-02-17T11:47:05.936+09:00</updated><title type='text'>沢登りって臨機応変？</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　学生のときに通っていたお茶の先生から「臨機応変にね」と連発されたのがきっかけですが、なかなか奥深い言葉だなと常々思っていました。お茶というのは歩き方ひとつをとっても縁をまたぐのに右足から何歩でとか細かい作法があるのですが、部屋というのは広さとか床の間の位置とか同じではないので、その辺は「基本」を踏まえて「臨機応変」に歩くことになります。うまく応用しなさいよと言われているのですが、「いうは易し、行なうは難し」で、結構むずかしかった覚えがあります。&lt;br /&gt;　沢登りはその「臨機応変」そのものだなと思うことがあります。滝のルートは決められているわけではなく、パーティの登攀力や、水量などそのときの状態、気分などでいろいろ変わるというか変えられるというところが特にぴったり。ゴーロも好きなところを歩けるし。そういえば、岩登りをやってきた人で今は沢登りを主体にしているそうですが、どんな小滝であっても人の手を借りず自分で登るんだよねと聞いておどろいたことがあります。自分で登らないと気がすまない人なのかと思ったら、その人は決してリードはしないと聞き、ん？。小滝とはいえ手強いやつはざらにあるので、その場合は遡行に時間がかかるそうです。その人にかぎらず結構いるそうです。&lt;br /&gt;　一般に沢登りでは人のひざや肩をスタンスにしたり、ひもを出してもらって登ったりします。もちろん登りたいところはとことんこだわって悪戦苦闘してしまうこともありますが。ようは技術と時間と気持ちとのバランスの問題で、どうにでもなる。最近ではないのですが、昔3人ショルダーとかやったことがあって、「力をあわせて突破」という感じでとても楽しかったことがありました。(一番下の人は大変だったろうけど)　「力をあわせて」というのはなんとなく古臭いセリフですが、上手くいくとやみつきになる楽しさです。これは、見方を変えると、どこか他人をあてにしているところがありますが。&lt;br /&gt;　別の言い方で沢登りは「何でもあり」だといった人がいました。確かに使えるものは何でも使う。立ち木、根っこなどなど。岩登りの一部の人は、あの丈夫な根っこより、かよわいハーケン、ボルトを信用するらしいと聞いておどろいたこともあります。何でもありというのは、楽しいことですよね。どうやって登ろうかとか、いろいろ考えることができます。投げ縄とかいうのも一度やってみたいなと思ってはいるのですが、機会も少なく引っかかることも少なく、試したことはありません。現実は、むずかしいところほど選択肢の余地なしなのですけれど。&lt;br /&gt;　そういえば滝は巻くにかぎるとばかり、巻いてばかりいる人もいました。滝がきらいなのかと思うくらいでした。何でもありとはいえ、パーティで行動しているので、先頭を歩く人があまりにも極端だと、おもしろいところもつまらなくなることもあり、です。わくわく感は沢の魅力だと思っているので、大事にしたいですね。&lt;br /&gt;　己を知ったということもありますが、最近は気弱になり、とりあえずやってみるということもしないで逃げ腰になってしまいました。気持ちが萎えていると「臨機応変」は言い訳にも十分使える便利な言葉なので、気をつけなくてはいけません。私の場合は、沢に行ける回数が限られているので、気持ちが逃げないようどうやって体力をつけておくかが課題です。「ひも」と休憩は、体力を温存する重要事項なので、同行のおりにはどうぞよろしくお願いします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&lt;br /&gt;（い）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-164646181363388396?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/164646181363388396/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2005/01/blog-post_26.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/164646181363388396'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/164646181363388396'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2005/01/blog-post_26.html' title='沢登りって臨機応変？'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-4668793486076345639</id><published>2005-01-26T11:36:00.001+09:00</published><updated>2009-02-17T11:49:25.434+09:00</updated><title type='text'>『沢ぐるい』の血？</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　私が一人で北アルプスなどの登山道歩きを始めた頃、母から「山登りをしている父（つまり私の祖父）の写真がある」との話しを聞いた。その時は写真を何処にしまったのか忘れてしまったらしく、見せてもらうことは出来なかった。その後、家の立替えをする為、引っ越すことになり、家中の物を大移動したのだが、その時見つかった。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　写真は全部で11枚あった。いかにも昔風の小さい写真。場所は谷川岳。ピークの写真、風景の写真・・・。何枚目かで私は思わず見入ってしまった。『あれっ？これって沢登り？！・・・』何人かの人が滝を登っている。滝を登っている写真3枚。さらに、焚火に飯盒をかけている写真まであるのだ。祖父がひとり写っている写真の岩壁には『西黒沢ガレ沢出合、ガレ沢直登七五〇米 谷川岳へ、ザンゲ沢 危険』の文字が見られる。1/25,000地形図にはないが、エアリアマップに薄い点線で書かれていて｢廃道｣となっている西黒沢沿いの道から谷川岳に登ったのだろうか。登山道歩きと言っても、滝の写真、焚火の写真があるのだ。写真を見た限りでは、私が毎週末のようにやっている事とあまり変わらない。血は争えないな、と思った。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;div style="text-align: center;"&gt;＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;　都心で生まれ育ち、夏休みには行く田舎も無く、自然や山との係わりなんて無かった私が、なぜ、こんなにも山に行くようになったのか？両親は登山なんかしない。それどころか母はちょっとした標高で頭が痛くなってしまうのだ。友人にこんな事を言われた事がある。『都心で育ったからさ、「自然への憧れ」みたいなのがあるんじゃない』。それはちょっと違うと思った。こう言われた時は、まだ沢登りを始める前だったが、「自然への憧れ」だけだったら３Kとも４Kとも言われる沢登りにまで手を出すことは無かったのではないか。始めてもすぐに辞めていたかもしれない。何時どこで沢登りに目覚めてしまったのか？入会して初めて行った『巳ノ戸谷』はよかった。初めての事ばかりでとても面白かった。しかしよく考えてみると、沢を歩いて『たのしいなぁ』と思ったことが以前にも一度あった。それはマチガ沢だった。&lt;br /&gt;　生物調査をしている会社でアルバイトをしている頃、水生生物の調査で湯檜曽川、西黒沢、マチガ沢、一ノ倉沢に入ったことがある。もちろん遡行したわけではなく、登山道や林道で入れる地点での調査である。その時、林道途中のマチガ沢の出合で休憩したのだが、私はその休憩時間に、ふらふらとマチガ沢を遡ってみた。といってもほんの50m～100ｍくらいだが、それが異様に面白かった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;div style="text-align: center;"&gt;＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;　祖父の写真を見て、それが西黒沢だと思った時、このマチガ沢の事を思い出した。西黒沢とマチガ沢は隣の沢。マチガ沢に入った時、DANに書き込まれていた祖父の記憶が蘇ったのか。祖父の魂が乗り移ったのか（？！これは言い過ぎ）。祖父は私が生まれる前に亡くなっている。残念ながら話しを聞くことは出来ない。祖父の写真はこの谷川岳の写真しか見たことがない。本当は、祖父はこの時だけしか山に登っていないかもしれない。でもまぁ、そんな事はどうでもよくて、写真のおかげで、会ったこともない祖父の姿を見る事が出来たし、同じように沢を歩き、滝を登っている姿を見て、自分のルーツと言うか、理由と言うか、そんなものを感じた。祖父との繋がりを見つけたような気がしてなんだか嬉しかった。これは『沢ぐるい』の血なのかな？&lt;br /&gt;　祖父は何を思いながら沢を歩いていたのか？いつか、西黒沢から谷川岳に行こう。同じ道、同じ沢を歩いてみようと思う。写真の場所を見つけよう。&lt;br /&gt;　（せ）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-4668793486076345639?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/4668793486076345639/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2005/01/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/4668793486076345639'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/4668793486076345639'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2005/01/blog-post.html' title='『沢ぐるい』の血？'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-2159875675064867598</id><published>2004-09-01T11:38:00.001+09:00</published><updated>2009-02-17T11:48:00.450+09:00</updated><title type='text'>新米リーダーが思う事</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　入会６年目になる今年からリーダー会員になった。途中休会していた時期もあるので、大した山暦を積んでいる訳でもなく、リーダーと呼ばれるには経験、実力共にまだまだ足りないのだが、そんな私にリーダーを任せてくれた会の仲間の期待に応えるべく、今年は真剣に山に向かっている。&lt;br /&gt;　今までは真剣にやっていなかったと言うと語弊があるけれど、振り返ってみると山行にしろ会運営にしろ他人任せの事が多く、山に対する姿勢がかなり甘かったように思う。リーダー会員になってから始めて自分の未熟さに気がつくのでは遅いのだが、実際に訓練山行のメニュー作りや定例山行の計画、その他会の運営に関する事などをやってみるとリーダーの大変さが良く分かり、今まで自分が如何に連れて行ってもらうだけの登山者であったのかに気がつき反省しています。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　登山の面白さは基本的には自らが計画して自らの力で山に登る事だと思う。勿論仲間の計画に乗るのも楽しいし、難しいルートであればある程仲間の力なしでは山行は成り立たない。それに、経験の浅い者が難易度の高いルートに入るにはリーダーの力が不可欠だし、そういう者も含めたパーティー全体の力で登るところが山岳会の良さだし楽しさだと思う。&lt;br /&gt;　しかし、バリエーションルートを目指す登山者は経験の有無にかかわらず、常に「自分の力で登る」という意識を持っていないといけないのではないだろうか。そういう意識をしっかり持っていないと、つい経験のある者に頼ってしまい、ただ付いて行くだけの山行になってしまう。山行中の難しい判断はリーダーに任せるにしても、なぜリーダーがそう判断するのか、自分ならどうするのかという事をきちんと考えていないとなかなか実力はつかない。&lt;br /&gt;　こんな偉そうな事を書いている私も実は今まで山行中に何も考えていない事が多く、たぶん先輩リーダーの方々には随分と迷惑をかけてきたのかもしれません。中級者にありがちなのではないかと思うのですが、ある一定のレベルで満足してしまうと、自分の未熟な部分や問題点をあまり意識しなくなってしまい、そうするとそこから先へはなかなかレベルアップ出来なくなってしまうのです。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　登攀、高巻き、渡渉、雪渓処理、藪漕ぎ、遭難対策、生活技術・・・&lt;br /&gt;沢登りは総合力だと思う。リーダーはパーティー全体の力量を把握し、的確な状況判断をする事が求められますが、どれをとっても自分はリーダーとしてまだまだです。技術や経験、判断力は簡単に養えるものではないので、究めるにはそれ相応の努力と時間と熱意が必要ですが、日々真剣に山に取り組み、早く自立したリーダーになれるよう努力して行きますので、会員諸氏の皆様これからも宜しくお願い致します。元来鈍感な私は他人に指摘されないと気がつかない事も多いので、何か気がついた点があれば遠慮なくご指導願います。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　今年の奥利根での夏合宿は良かった。何ヵ月も前から準備をして、ルート、装備、食料等をメンバーと繰り返し話し合い、かなり気合いを入れて本番に臨んだ。&lt;br /&gt;　後半多少のルート変更はあったものの合計６本の沢を溯下降し、７日目に中ノ俣川の林道に辿り着いた時には熱いモノが込み上げてきた。予てからロングルートの長期山行にあこがれていた私にとっては会心の山行であり、きっと後々忘れられない想い出深い山行になるだろう。&lt;br /&gt;　勿論、この山行の成功はリーダーである長南氏の力によるものであり、今の自分の力量では到底リーダーなど勤まらないであろう。メンバーの一員としても細かい部分での反省は多々あるのだが、経験を積むという点に於いては自分にとって実り多き山行であったので、今後の活動に活かして行きたいと思っています。&lt;br /&gt;（お）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-2159875675064867598?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/2159875675064867598/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2004/09/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/2159875675064867598'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/2159875675064867598'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2004/09/blog-post.html' title='新米リーダーが思う事'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-7199601965645517013</id><published>2004-04-08T11:40:00.001+09:00</published><updated>2009-02-17T11:50:32.885+09:00</updated><title type='text'>どう満足するか</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　学生生活も残りわずかとなった。１年余計に通ったためか、「あっという間だった」というよりは、「ようやく終わった」という感覚の方が強い。&lt;br /&gt;会の活動に関しては、最後の１年間は片手で数えられるほどしか山行に参加しなかった。&lt;br /&gt;就職活動、バイト、卒論などに追われていた、あるいはお金がなかったなど、いろいろと外的原因はあるが、気持ちが山から離れていたという原因も多分にあった。写真を見たり山行の話を聞いて自然の只中にいることを想像すれば、憧れる気持ちが湧いてくるが、どうも実際に行こうというところまで踏み出せない。時々山行に参加すればやっぱりいいものだと思うが、どこか釈然としないものが残る。&lt;br /&gt;　長く山をやっている間、何となく山と心理的に距離をおいてしまう時期があるというのはよくあることだろうか。といって、登山歴は大して長いわけでもないが。高１でワンゲルに入り初めて登山道を上った山は、地形図上に名前さえ載っていない低山で、今思えばハイキングに毛が生えたような山行だったが、そのときの感激は今でも生き生きとよみがえってくる。もちろん誰しも、始めての山行の記憶はそういうものだろう。湿った土の匂いや、風にざわめく森林の暗闇や、ガレ場に転がる巨岩や、小さな沢筋に水が流れ続けているさまなどに、何か不気味なものすら感じて目を見張ったのを覚えている。自然に憧れつつも都会生活を続けてきた子供にとっては、もの言わずただ自若としている存在は、荒々しさと穏やかさをあわせ持った何とも神秘的で謎めいたものとして感じられ、こちらはもう黙るしかないような気分にさせるものだった。頂上付近で岩場に出ると、眼下には大月市方面へ伸びる中央道が幾何学的曲線美を描いるのが見下ろされ、そのとき初めて、人間の活動と自然の活動との間には異質な原理が働いているということを感じた。&lt;br /&gt;　自然の理解の仕方は東洋人と西洋人では違い、西洋人は認識の対象として分析的に理解しようとするのに対して、東洋人、特に日本人は、自然を理解しようとしてそれと一体化する方向に向かうということを、本で読んだことがある。日本の伝統文化と自然の関係を論じたものなので、そのまま現代の日本人に当てはめられるわけではないかもしれないが、そういう傾向はまだあるような気がする。少なくとも自分の自然理解はそういう形式をとっているようだ。植物の分類や、その沢にどういう滝がどのくらいあったかというような点に細かい注意が行かないのもそのためだろう。その場の雰囲気というか、その地形、水流、植生などが組み合わさって、まさに一つの生命とでも言うべき全体性の様なものを感じ取ろうとする。あまり客観的に沢を見ようとしていないと言える。そういえばこれまで登った沢で一番印象に残っているのは、朝日連峰の岩井俣の畑沢で一日停滞したときのことだ。豪雨により激流と化した沢を一日中眺めていただけなのだが、これが妙に嬉しかったのも、どうやら、感情移入するほど存分に自然の作用を味わうことが出来たからではないかと思う。ゴーロに対する愛着があるのも、廃墟がかつての繁栄を偲ばせて感慨深いのと同様に、それが自然のダイナミズムの痕跡を色濃く留めているからかもしれない。今まで自分でも不思議だったが、恐らくそうであるに違いない。いずれにせよ、時間も超越して自然のあるがままを感じ取った時のまさに感じているという点が重要だと感じる。（しかし素直な感覚もこんなふうに表現するとひどく理屈っぽい。そういう主客未分の認識ということから西田幾多郎の思想に傾倒して行くというのも、大学で観念遊戯に親しんだ学生の悲しい性なのかと自分でも嘆息している。）&lt;br /&gt;　しかしずっとこういう関心で沢を登っていて、最近飽きが来たのか慣れで感性が鈍ったのか、どうも何かが見えていない気がして仕方がない。色々な印象は蓄えてきたが、もっとはっきりと掴めるものが欲しい、というような感覚に襲われる。どんな気分で自然を見て沢を登れば、一番充実した感覚を味わえるものか、その加減がわからない状態で、しばらく山行から遠ざかっていた。多分、こういうことは余り理屈に陥らず、とにかく山に行けばよかったのかもしれない。幸いこれから就職するにあたり、資金的な制限要因はなくなるし、場所はまだ未定だが地方勤務になるので、山には行きやすくなる。仕事に慣れるまではそうも言っていられないかもしれないが、東京に戻ってくるまでの間、少しずつ自分の沢登りのスタイルを確立していきたい。（もち）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-7199601965645517013?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/7199601965645517013/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2004/04/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7199601965645517013'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7199601965645517013'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2004/04/blog-post.html' title='どう満足するか'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-9168540327124781602</id><published>2004-02-12T19:01:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:34:39.593+09:00</updated><title type='text'>スキーツアー雑感</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt; テレマークスキーによるツアーを始めてから十数年になります。休日を全部埋める勢いで足繁く雪山に通ったものですが、足の故障や、体力、気力の衰えを自覚するに及んで山行回数も激減してしまった今日この頃です。自分にとって、体力の最も充実した時代の中心に据えた(或いは取り憑かれた)テレマークツアーとは何だったのでしょうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;単独行&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;  単独での長期ツアーの記憶は心に深く刻まれています。休暇の都合や、他の仲間との日程調整のこともあって回数は多くありません。計画を出しても無理筋と受け止められ、誰も乗って来ないと単独行が必然となるわけです。自分としては、地形図を夜が明けるまでむさぼり読み、練りに練った末の自信作なのに、誰もいっしょに行かないのです。&lt;br /&gt;　単独行はプランニングの楽しみ、入山前の恐怖感（びびったこともある。）、行動中の判断と迷い、突破、下山直後の安堵感など全てにおいて密度が濃い。撤退することの方が多かったけれど、雪山の厳しさを知るにはいい経験をしました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;獣たち&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　スキーツアーではよく獣に遭遇します。カモシカ、野兎、猿、熊、貂など実物や足跡を見かけることがあります。雪深い森の中で彼らに会うと、嬉しいのと怖いのと何やら不思議な気分になります。&lt;br /&gt;　グループ山行でも獣たちに遭遇しますが、単独行のときは少し様子が異なります。向こうからこっちにやってくるのです。夜、テントの中では一人黙々と酒を飲む他に何もすることがなく、会話もありません。ひっそりしている中、外に出てみると、数十メートル先の方で複数の小動物がゆらゆらと光を放ちながら動いていることもありました。（これを狐火というのだそうです。）&lt;br /&gt;　怖いので、寝るときはメガネをしたままで傍らにはピッケルを置いておきます。深夜、テントの生地を隔てたすぐ外側（つまり耳元）でグサッ、グサッと雪を踏み固める音が聞こえます。寒いのと怖いのとで外に出られず、よく眠れないまま夜が明けます。翌朝、テントの周りを見回しても新雪が積もっていて足跡は確認できません。&lt;br /&gt;　同じ日、沢に向かって斜滑降していると、巨大な物体が２つ、斜め上から弾むような勢いで粉雪を蹴散らしながら降りて来て、危うく衝突しそうになりました。キャーッという悲鳴と共に回れ右した彼らは、降りて来た方向に駆け登って行きました。カモシカの脚力はケタ違いに凄い。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　テレマークツアーの記憶は古くて新しい。今はコンディションが良くないけれど、きっと復調できると思っています。テレマーク、やめられまへん。でも近頃の冬山は雪がないねー。（とよ）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-9168540327124781602?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/9168540327124781602/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2004/02/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' 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/&gt;　私は温泉が大好きである。特に白濁していたり、硫黄臭のするのが最高だ。山に行けば、ほとんど下山後に麓の温泉に立ち寄っている。冬は山には御無沙汰してしまいスキーに通うが、宿の多くは温泉である。従って、年間30回以上は温泉に行くことになる。&lt;br /&gt;  昔話になるが、今まで印象深かった温泉について書いてみたい。&lt;br /&gt;  まずは、学生時代の話だから25年位前になる。上野からと札幌からと、二晩夜行で北海道は大雪のトムラウシ川に行った。両岸ゴルジュの函を遡行していくと、右岸に温泉が涌いていた。狭い川原で、しかも、石が大きかったため、湯船は作れなかったが、渡渉で冷えた体には温かった。トムラウシ川には釣りに行ったので、トムラウシ温泉まで遡行したわけではないが、さらに上流にもあるのだろうか。昔過ぎて泉質は分からない。&lt;br /&gt;  次の日、となりのヌプントムラウシ川の林道を歩いて行くと、対岸に湯気が出ている。近くに行くと、間欠泉。湯気だけだったり、穴からボコボコしていたり、吹き出したり。とても熱く、川の水と混ざるように湯船を作った。なかなか風情ある温泉でテントサイトから30分も掛けて夕方と朝方に入りにいった。途中でエゾシカの親子に出会った。３度目に入ろうとしたら、団体に占拠されていた。今はどうなっているのだろうか。&lt;br /&gt;  次に、これまた20年位前の話。ゴールデンウィークに先輩と２人で八甲田に山スキーに行った。まずはロープウェイで田茂萢岳に上がり、大岳ヒュッテに荷物を下ろした。当時は床が抜けており、端にテントを張ってから、井戸岳周辺で足慣らしをした。翌日は、朝食後に箒場平へ滑り、バスで八甲田温泉へ。硫化水素泉？の露天風呂からは北八甲田の雄大な景色を楽しんだ。ビールと昼食を摂り、再びバスでにロープウェイへ。大変混雑していたおかげで、酔いも覚め、大岳山荘に戻る。&lt;br /&gt;　３日目は大岳環状コースから酸ケ湯に滑り込む。有名な青森ヒバの風呂に入ると、混浴である。ちょっと緊張。しかし、人の多さには閉口した。昼食後は、シールを付けて沢筋から仙人岱ヒュッテに向かった。途中に噴気も見ながら、平原に出るとガスの中に小綺麗なヒュッテの屋根が見えた。ここから大岳ヒュッテへ荷物を取りに行く。ガスの中、地形図とコンパスが重宝した。１晩過ごしたが、この小屋は蚕棚なものの、快適だった。&lt;br /&gt;　４日目は小岳経由で高田大岳へ。山頂手前は雪が剥げていたが、南東面は無木立の急斜面が待っていた。少々荒れてはいるものの、豪快に滑ることができ、最後は谷地温泉へ。最後の晩は旅館泊まりで、当然のように３回入った。総板張りの浴室で、下から温泉が涌いており、とても風情があった。今はどうなっているのだろうか。&lt;br /&gt;　そうそう、八甲田といえば、一昨年の秋の集中で滝ノ股沢の下山後、猿倉温泉に入ったが、ここも良かった。南八甲田にも山小屋があると、山スキーには行きやすいのだけれど。&lt;br /&gt;　続いて八幡平の話。ここも温泉は多い。私が入っただけでも玉川、後生掛、藤七、松川滝の上、少し離れているが、乳頭、水沢も。しかし、ここでは大深沢の見張り小屋脇の温泉を紹介しましょう。初めて行ったのは20年位前だが、今年も行きました。かつては小屋から100 ｍ位上流に直径２ｍのコンクリート製の湯船。普段は熱くて入れず、引いているホースをどかして２時間か、小屋に引いている水をバケツで20回位酌んで入れることが必要だった。正確な泉質は不明だが、薄い卵スープ状態なので、たぶん硫化水素泉かな。　数年前から小屋の奥に３×５ｍ位のりっぱな湯船。当初は綺麗な屋根付きの脱衣所があったが、今では屋根も落ち、そこで脱ぐ気にはならない。&lt;br /&gt;　４〜５年前に当会で、秋の集中の際に見ている人も多いはず。この時は冷水のホースが壊れていて、涙を飲んで見学だけとなった。ここの良い所は、湯量も豊富だし、時々詰まっていることもあるが、手を加えれば直る冷水のホースが湯船まで引いてあることだ。熱ければ、水を入れること10分で入れるし、ビールを風呂の脇で冷やせる。さらには、すぐ脇にお湯の沢が流れており、生卵を浸ければ、温泉卵が30分で出来る。ただし、熱い所では茹で卵になる。また、岩魚も釣れるし、時期を選べば山菜やキノコも豊富。大深沢に行った際には、ぜひとも１晩泊まるべきである。そんな訳でここ数年通っている。今年にいたっては、雨が続き増水していたこともあり、２晩もお世話になってしまった。来年は、誰か私といきませんか。&lt;br /&gt;　話は尽きないが、最後は願望の話。ここ２年続けて虎毛に行ったが、赤湯俣沢の温泉に行っていない。最近はいい感じではなくなったようだが、沢の中で温泉が涌いてて、しかもテントサイトもある所に行きたいと思っている。どなたか、教えてくれませんか。他会の方で親切な方の情報も、お待ちしています。 （さ）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-7965420776980263509?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/7965420776980263509/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2004/01/blog-post_31.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7965420776980263509'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7965420776980263509'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2004/01/blog-post_31.html' title='温泉三昧？'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' 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/&gt;&lt;blockquote&gt;　画は青緑の設色です。渓の水が委蛇（いい）と流れた処に、村落や小橋が散在している、--その上に起した主峯の腹には、悠々とした秋の雲が、胡粉の濃淡を重ねています。山は高房山の横点を重ねた、新雨を経たような翠黛ですが、それがまた朱（原文は石へん）を点じた、所々の叢林の紅葉と映発している美しさは、殆（ほとんど）何と形容して好いか、言葉の着けようさえありません。こういうと唯華麗な画のようですが、布置も雄大を尽していれば、筆墨も渾厚を極めている、--いわば爛然とした色彩の中に、空霊澹蕩（たんとう）の古趣が自から漲っているような画なのです。&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　私はG山脈の秋を思った。古来その山峡の街道は、あまりにも深く険阻な本流の谷筋や、沢登りを通じてその幾つかを知る滝々で流下する枝谷の下流部を避けて、稜線に程近い山腹をめぐり、遥かに南方の小さな平野に通じていた。それに沿って点在していた人家はいわばなごりで、今は夕暮れの早くなった時候にぽつぽつと灯り始める明かりが、深い谷底を縫う車道から見上げる私達に、”なんであんなところに”という驚きと懐かしさをもたらす景色を作っている。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　むろん、「秋山図」とはそうとうにかけ離れた設定と云わざるを得ないが、その垂直的な構成が連想を呼んだのに違いない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;div style="text-align: center;"&gt;＊ ＊ ＊&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;　月日は過ぎ、何時の間にか晩秋になっていた。私は「秋山図」に見定めたあの山脈のふもとの一角を目指す機会を得た。車を停め、まだ足取りもおぼつかない娘の手を引きながら延々とつづらを折りながら高度を稼ぐ山道を行く。疲れてぐずりだした娘を道端の石の上に座らせ、ここで待っておれと言い聞かせて猶も進んだ。薄暗い杉林の上が明るく見えてきて、紅葉に彩られた山家が近いと思い急いだが辿り着いたのは小さな墓地で、むき出しの白い砂礫の地面が空虚な明るさを冷たく放っていた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　こんなはずではない、と思い左に折り返した斜面を駆け上がっていくが突き当りには同じように墓石が散在するばかりで、更に上方を見渡しても皆伐された無残なブナやナラの切り株の合間に貧弱な潅木が這っているばかりだった。失望感が胸に広がるか広がらないかする前に、今まで晴れ上がっていたはずの空に静かに広がってきていた灰色の雲が、飛雪をかすかに含んだ冷たい風を伴いながら陽の光を遮って、景色を一変に鉛色に変えてしまった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　我にかえってあわてて山道を駆け下ったが、待っておれと言い聞かせたはずの娘の姿が見えない。血の気が引き、探し回って呼べど叫べど二度とこの手に戻ってくることはなかった。謝るべき細君と連絡をとるすべも絶えて久しい。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;......後悔するにもしきれず泣きたくなったところで夢から覚めた。現実でなかった嬉しさは格別であったが、程なく、私にとってもうやめることの出来ない山行とは何物で、そこで背負っている本当の重荷が何なのかを、一枚のベールも通さず見せつけられた気がして、いかんともしがたい相剋に暗澹たる気持ちに堕ちた。（K）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-6322740248750121569?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/6322740248750121569/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2004/01/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6322740248750121569'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6322740248750121569'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2004/01/blog-post.html' title='「秋山図」のことなど'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-4897456178254005539</id><published>2003-12-01T18:38:00.002+09:00</published><updated>2009-02-13T15:03:54.439+09:00</updated><title type='text'>晩秋のE山脈にて</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;　夜、沢に着いて河原を探した。流れの少ない貧相な沢型で、仕方なくそのすぐ脇に続いている山道の上に2人パーティーがようやく横になれるようツェルトを張った。夕食にありつきながら、11月上旬のE山脈にもまだ秋の柔らかなぬくもりが空恐しい冷たさをたたえた闇の中にほんのり漂っていることが感ぜられて、ほっとする。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　翌朝は曇天。尾根に取り付いてゆく山道を離れてささやかな冷たい流れに沿ってゆく。小さなゴルジュを巻いて右岸からF沢が出会うと本流は北に向かって突き上げてゆくようになる。見通しの効くようになった沢筋にいつしか乾いた青空が広がってきて、谷の両岸のすっかり葉を落としたダケカンバの林がいっせいに、痛いほど冷たさを感じさせるその陰影の中から白く浮き上がるように映えてきた。地図を見ると、ここから当分は物を想い気を紛らせつつ行くべきゴーロが続いている。しばし憂鬱な感興を胸に、進もう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　標高は大いに稼がれ、とても疲れた。振り向くと黒い地肌に雪を散らした南隣の山塊が見える。冬に向かって登ってゆく、そんな寒い気持ちになってきていると、やがて行く手の北の蒼穹をさえぎるように上段15、下段5mの滝が現れた。左リッジを何気なく登っていったが下段落口付近より上部が思いのほか悪く、上段落口脇のトラバースで冷や汗をかく。続く10m滝は水流の右を直登、これも難しい。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　ようやく始まったゴルジュ内の滝々。青空から降ってきたかのような沢水が黄金色の枯草に彩られた冷たい岩肌の起伏を縫って流れ、晩秋の弱々しい日差しが作った深い陰影の上で銀色に踊って、やがて谷底の闇の中に吸い込まれてゆく。感動的に美しい。登ることを楽しめない私が、登らなければ楽しめない矛盾を、この沢はこれまでのどの沢よりも容赦なく衝いて私を苦しめ始めていた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　4、3、5、7，4m滝を登攀後、10m滝、左岸巻きに入る。目論んでいた落口上部脇のトラバースが我々の技量では絶望的と判り、さらに50mほど草付や露岩の非常に悪い登りを続け潅木帯に達し、トラバース。もうひとつの10m滝もやりすごしてからやはり悪い下降を強いられ再び沢に戻った時、ハーケンは尽きていた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　チムニー状6m滝、左岸ルンゼを登り落口脇トラバースを試みるが退却、水流の中のクラックに足をはめ込みながらのシャワークライム。16時、晩秋の日の光ははや遮られて輝きを失いつつある。両岸は50m超級に屹立した岩壁になってきた。日帰りは甘かったようだ。少し開けたところにツェルトを張り、崩壊スラブから大量の薪を得て暖を取る。覆い被さってくるような大岩壁の圧迫感に無意識に耐えかねてか、火が大きくなっていた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　翌朝、両岸は再び極めて狭まり凹型の谷底にチョックストーンを行く手行く手に詰め込んでいる。CS5、3、4、2、CS7、CS5、CS4、CS3m、その他にも無数の2m前後のチョックストーン滝をステミング、ショルダー、側壁トラバースで通過していくが、はまり方の悪いそれが取り付くすべを与えず立ちはだかったらすでにハーケンを消費し尽くしてしまった我々は身動き取れなくなることをひしひしと感じる、はりつめた前進。加えてスノーブリッジ、ブロックが残っており不安に襲われるが幸い大きな災いなく通過。反面、予想よりはるかに困難なのは荷揚げだった。昨日から空身登攀が続き、時間と体力を消費させられる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　水平距離約250m、高度差120mあまりのチョックストーン帯は終わり、12m滝を初めとして鋭い岩峰の右側を回り込みながらの連瀑帯となる。今日は朝から寒々と曇っている。日差しがないとガランとした岩壁だけで構成された沢は無機的な冷たさ以外に、美しさや荘厳さもなにも感じさせない。12m滝、左から取付き中段でシャワーを浴びながら右に渡り直登。8m直瀑、比較的広いフェースを真中の水流に沿って直登。10m滝は若干傾斜緩く、CS6m、ショルダーで幸い取付け、10mチムニー滝、強引に内面登攀。やがて源流部の二俣。右本流の沢型は10m位の直登困難な直瀑の上にかなり高度差のある長いナメをもって開けるようだ。ここは左俣出合奥の4m滝の右側側壁を登りトラバース気味に落口へ抜ける。中間尾根をまたぎ本流筋に戻るとやはりゴルジュは終わっていた。源頭のスラブはかなり傾斜があり潅木や草付にからみながら慎重な登高を要するものの、黄泉の底から這い上がってきた嬉しさがじわじわとこみあげてくる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　正午前、稜線に達する。北面にはすでにかなり雪が張り付いている。高曇りの空の下、山脈の主だった峰々が手にとるように見える。風がなくとても静かである、まもなく冬がやってくるのだろう。我々は修験者の痕跡の散在する岩峰群を縦走して下山するつもりである。（Ｋ）&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' 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rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-3568408376459648155</id><published>2003-11-01T18:38:00.003+09:00</published><updated>2009-02-13T15:04:08.645+09:00</updated><title type='text'>電車山行の味わい</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;　電車で行く山行が好きだ。一人で登っていた頃はそうでもなかったのだが、この会に入って仲間と行くようになってから少しずつそう感じるようになった。電車の何がいいのか思いつくままに書き並べてみた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;早朝列車&lt;/span&gt;：まだ夜が明けやらぬうちに家を出て、眠い目をこすり駅に向かう。ホームで電車を待っている間にも次第に空が明るさをまして、今日の好天を知らせてくれる。電車に乗り込んでウトウトしているうちに気が付くと周りがすっかり明るくなっている。仲間と集合してまた電車に乗り込む。話題は殆ど今日の沢の話だ。電車の中で地図を広げ、朝食のサンドイッチを頬張りながらああだこうだといろいろ話す。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;夜行電車&lt;/span&gt;：仕事を終えて帰宅。あわただしく用意をし、集合場所へと向かう。すでに何人かは集まっていて「どうも。」などと挨拶を交わす。時々遅れそうな人がいて少し心配したりする。列車がホームに入ってきて乗り込む。ムーンライトのようなボックス席の列車であればすぐさま宴会が始まる。足を投げ出し、くつろぎモードに入って、明日からの沢への期待を話題に酒を飲む。ときどき、いや、しょっちゅう飲み過ぎて、翌日の体調に影響の出る人もいるが、まあそれはご愛嬌だ。&lt;br /&gt;はじめの頃は夜行で寝ることができなかったが、最近では熟睡できるようになり、夜行が苦痛でなくなった。やはり慣れが大事だ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;帰りの電車&lt;/span&gt;：無事山行が終わり、温泉など入ってさっぱり気分で電車に乗り込む。もちろんビールとつまみは欠かすはずがない。山行の終わった安堵感と充足感にひとり、想い出や反省を話題にしながら、ビールを飲む。このひとときが最高なのである。帰りの電車は空いていることが多いので、車窓の夕景色など見ながら思い切り足を伸ばしてくつろぐことができる。やがて心地よい眠りへと引きずり込まれていく。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　やはりくつろげること、そして酒が飲めることが電車のメリットだ。空いていて座れることが前提条件であるが、我々の山行は大衆の指向とのズレのためか、結構空いていることが多い。とはいってもたまに座れないこともあるが、そのときには通路にしゃがみ込んでとにかく飲むだけは飲む。この前丹沢に行った帰り、小田急線の車内で車座になり酒を飲んだ。最初は他の乗客の視線が気になったが、そのうちなんともなくなった。恐ろしいものである。世間を浮浪者の視点から見ているような気がした。電車万歳である。（ま）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-3568408376459648155?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/3568408376459648155/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/11/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/3568408376459648155'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/3568408376459648155'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/11/blog-post.html' title='電車山行の味わい'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image 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/&gt;　まずまずの満足感をもって稜線にあがったのが午後三時。あるかもと思っていた踏み跡がなくて藪を漕ぎ足沢の下降点についたのが午後五時。今日中に家に帰れるかなぁ、と思って下降をはじめたが、4人が持っていた捨て縄がほとんどなくなってしまうぐらいの懸垂下降の連続。20本以上の捨て縄がなくなってしまったということは20回以上懸垂下降をしたことになる。&lt;br /&gt;　秋の夕暮れは早く、日が暮れて夜の懸垂下降がはじまる。ザイルが届いたかどうかを釜に映った月が揺れたことで確認したり、つないだザイルが回収できなくなりあきらめてザイルを切ったり、暗闇の中に懸垂したらハングっていていきなり水をかぶってザイルにぶら下がって回ってみたりと、実にさまざまな懸垂下降があった。それにしても一度もハーケンを打たずに支点があったという事実は、その後のいい糧となった。&lt;br /&gt;　最後の懸垂下降が夜中の二時。林道に出たのが三時。この時間まで行動したのは、宗像さん、佐藤さん、戸ヶ崎さん、そして私というメンツをみてのリーダーの判断だったのだろう。事実、我々は何事もなく下山した。そして翌朝、何事もなかったかのように出勤した。月夜の懸垂下降。沢のかたちもわからずに黙々と月を見ながら懸垂下降をするのは、焦りもなく妙に落ち着いた境地であった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;　次も月にからんだ想い出である。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　二年前の吹雪の中、佐藤(義)さんと2人で仙ノ倉北尾根を目指したときのこと。群大ヒュッテまではまだ吹雪いてなくて膝下のラッセル。吹雪いてきたので一旦はここまでと思ったが、やっぱりもう少しということで小屋場ノ頭を目指して腰ぐらいのラッセル。へろへろになって小屋場ノ頭にたどり着いてテントの中でキムチ鍋で一杯。疲れたのか、妙に息苦しく頭も痛くなった。蝋燭の炎が消えていて、酸欠とわかり外に出るとテントがかなり埋まっていた。&lt;br /&gt;　次の日、テントから出るのに一苦労。ほぼ半分以上テントが雪で埋まっていた。わかんやらなにやらを掘り出しラッセル開始。なんと腰上から胸までのラッセル。群大ヒュッテに着いたのが午後三時。あまり期待はしていなかったが、昨日つけた林道のトレースは完全に消えていた。ここから延々と膝上のラッセルをつづけ、土樽の駅に着いたのが午後十一時。&lt;br /&gt;　私はわかんを壊れるまで酷使し足の付け根の筋を痛め、佐藤(義)さんは疲れから気分が悪くなって最後には吐いてしまったそうだ。&lt;br /&gt;林道で延々とラッセルをしているうちに雪は止み日は暮れ、月明かりの下でのラッセル。荷物をデポしてのラッセルなので、一人で月をみて一息ついてまたラッセル。そのうちにオリオン座が昇ってきて寒々とした光の下でまたラッセル。この時の風景を思い出すたびに、辻まことの『むささび射ちの夜』の挿絵の青さを感じる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;　最後は去年の夏の合宿。西ノ俣沢の下降。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　いつもなら、我々がルートを探しているうちに消えてしまう代表が、このときは偵察に行ってくると言ってなかなか帰ってこなかった。昼寝ができたぐらいだった。&lt;br /&gt;　メンバー12名のうち4名が新人という構成だったので、全員の安全を考慮した代表の行動だったのだろう。そういった代表の行動が何回も続いた。&lt;br /&gt;　そして、その日最後となった大巻きの下降のときのこと。代表が暗闇の中、懸垂で降りていったあと、指令がとんで私がもう1本ザイルを持って降りていった。下の様子もわからずに降りていくと、ザイルの終端が終わったまだその下から光るヘッドランプ。恐る恐る降りたった代表の立っていたスペースの狭さ。とてもテラスなどと呼べる代物ではなく、暗く狭い場所でザイルのやりとりと支点工作をして、代表が河原まで降りきったときの安堵感。&lt;br /&gt;　結局、その日は無理をせずにそこでビバークすることになった。太郎助沢のときを思うと随分とはやいビバークであったが、これもメンバー全体の構成を考えて安全を優先した代表の判断だった。&lt;br /&gt;　実に学ぶところの多い山行だった。事故を起こさないためにどう行動するか。メンバー全体の力量を把握できているか。把握した上でメンバー全体の役割をどう考えるか。随所に山での安全性を追求する代表の姿が窺われて、教えられるところが多かった。&lt;br /&gt;　そんなことを、あの狭いスペースで壁に張りつき落石に怯え、ひとりひとり代表のもとに導きながら思った夜。あのときは月が出てたか星はあったか覚えていない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　沢であっても雪山であっても、日が暮れてからの行動というのは当然、危険性が増す。下山のときそこを焦らずに、メンバー全体の力量から行動を判断して山から降りきる。必要なのは冷静な判断とメンバーに対する信頼感。それが鮮烈な印象へと繋がっている気がする。（ち）&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-4520027753850198582?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/4520027753850198582/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/10/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/4520027753850198582'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/4520027753850198582'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/10/blog-post.html' title='山の夜'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-7507561573429351922</id><published>2003-09-01T18:34:00.004+09:00</published><updated>2009-02-13T15:04:33.829+09:00</updated><title type='text'>細尾峠</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;　もうかれこれ10年ぐらい昔の話である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　雪に閉ざされた峠の小屋で冬篭りしている老夫婦がいるというので、二人で訪ねて行ったことがある。&lt;br /&gt;　そのころは金沢に住んでいて、飲み屋で相方からその話を聞いたときは半分以上信じてはいなかった。場所が場所である。老夫婦が篭っているというのは、あの合掌作りで有名な豪雪地帯の越中五箇山の集落からさらに上の細尾峠という峠の茶屋である。もちろん除雪などされていない旧道の峠の一軒家である。電気も電話もない。年末、雪に閉ざされたら連休前の雪解けまで閉ざされたままの世界である。どうしてその老夫婦が冬は下界に降りてこないかは知らないが、大阪から移り住んで地方の生活にようやく慣れたつもりでいた私にとって、この話は想像を超えて非常に興味深く思えた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　結果的に訪ねて行った日は、その年で一番の吹雪の日になった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　&lt;blockquote&gt;高岡から城端線に乗り換えるころから雪になった。城端に着いたころに本降りになり、除雪の途切れから雪の上によじ登るころには吹雪になっていた。スキーを履いてもひざ上のラッセル。雪は容赦なく顔に吹きつける。&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　その当時の記録ではこう書いている。視界は1mもないし、ストックでスキーの先のシュリンゲを引っ掛けて雪の上に出し、それを繰り返して一歩一歩進んでいくという、地の底で強制労働をさせられているような有り様だった。それがどれぐらいの雪の量かというと、スキーを脱ぐと身体がすっぽり雪に埋まってしまうので、腰を降ろすところを固めてツェルトを上に張ると竪穴式雪洞ができてしまうという、まぁそれぐらいの雪の量である。&lt;br /&gt;そんなことを繰り返し、峠のトンネルを越えたところに住んでいるという爺さんと婆さんに吹雪の中、会いに行ったのである。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　&lt;blockquote&gt;そんな時だった。左から何か強い力が私の身体を押し倒した。何が起こったのかわからなかった。視界はフードで前方だけ。それが雪崩とわかるまでだいぶ時間がかかった。あわてて口元を確保した。おさまって顔を上げてみると、ちょうど首から上だけが出ていた。そして自分が口元を確保するために腕を上げた跡が雪面に残っていた。要するに、あわてて口元を確保したつもりだったが、それはもうおさまった後だったらしい。&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　雪崩に流された経験は未だかつてこの時だけだ。それは面発生の表層雪崩で5m×5m程のごく小さな雪崩だったが、それでも雪に埋まった首から下はどんなに力んでも動かなかった。まるで鋳型にはまったように。&lt;br /&gt;　峠のトンネルは雪の壁の上部に1m程の口を置けていた。その開いた口まで登りトンネル内部の暗い空間へ屈みこんで滑り降りた。先は見えないがスロープの先は当然のことながらアイスバーンでとんでもなく痛い転倒をする。トンネルの中はすべてが凍った冷凍庫だ。老夫婦がいなければここでビバークか、と思いながら反対側の出口へ向けてスロープを登った。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　そんなこんなで、5時間近くかけてやっと辿りついた小屋は完全に雪に埋まっていた。それでも雪の上から戸口の隙間へ降りて戸を叩き続けていると、果たして爺さんが出てきたではないか。こちらも驚いたが爺さんのほうもかなり驚いたらしい。帰る際に聞いたのだが、最初はタヌキが化けてきたかと思ったそうだ。何でもこの春に裏の小さな畑を荒らしに来ていたタヌキを罠で捕まえて、檻に入れて自分の飲んでいる酒を無理矢理飲ますとタヌキが踊るので、これが本当のタヌキ踊りだわいとおもしろがっていたのだが、タヌキはそのまま死んでしまったのだそうだ。どうやらタヌキは踊っていたのではなく、もがき苦しんでいたらしい。そしてもがき続けて死んだ。タヌキの怨念である。もちろんタヌキは汁にして食ったそうだ。そんなことがあって、真冬の猛吹雪の中の珍客である。昔話なら状況的に我々は完璧なタヌキである。そういえば、腰が曲がっているわけでもないのに、後ろに回された爺さんの手には何かが握られていたのだろうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　この爺さんというのがかなりの偏屈で（そもそもこの時期にこんな所に篭っているだけで十分偏屈なのだが）、朝飯はゆで卵に酒、昼は抜き、夜はうどんに酒で、酒を飲みながらソ連の極東放送を聴き、ブツブツと物申しているのである。雪のない時期はない時で下界に降りては問題を起こし、警察に議論（というか難癖）を吹きかけているらしい。たぶん下界は爺さんの時代ではないのだろう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　閉塞した空間にこんなのと4ヶ月も一緒にいたら気が狂いそうだが、婆さんは平気のへの字で、無視でも諦めでもなく、何か信頼しあっているものが見えたりするのである。なるほど夫婦というのはこういうものなのかと若かった私は変に感心もしたりしたが、そんな小屋で我々はただ暖かい空間と温かいうどんと酒を振る舞われて、爺さんの熱弁を聞いていたのである。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　あれからかれこれ10年近く経った。雪が解けたらうどんでも食いに行くか、と思いながらそのまま金沢を離れてしまった。今はもうあの爺さんも他界されただろう。小屋もなくなってしまったかもしれない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　最近気付いたのだが、私はどうやらあんな爺さんになりたいと思っているらしい。（ち）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-7507561573429351922?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/7507561573429351922/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/09/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7507561573429351922'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7507561573429351922'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/09/blog-post.html' title='細尾峠'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-6009330066589016810</id><published>2003-08-01T18:32:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:09:17.975+09:00</updated><title type='text'>増水にご注意</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;　沢の中での増水、とりわけ鉄砲水は危険なので注意するようにとガイドブックには良く書かれていますが、会員諸氏で増水で辛い目や危険な目に会った人は少ないと思います。そこで、恥を忍んで私の経験を紹介したいと思います。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　初めて増水で辛い目に会ったのはもう20年前以上になります。当時は渓流釣りのクラブに入っており、とある沢に2泊の計画で岩魚釣りに行った時のことです。&lt;br /&gt;　易しい沢なので雨が降っても大した増水はしないということで、軽い気持ちで東京を発ちました。翌日、ゴムボー卜でダム湖を渡り、1時間程遡行した広い河原の端をテントサイ卜にしました。1日目は上流部に釣りに行き、2日目はボートでダム湖を渡り、別の沢へ入りました。2日目の釣りから帰って、そのボ一トはバックウォーターから少し離れた2～3m程高い草むらに丸めて置き、テントに戻りました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　夕方、ダム湖や川面に靄がかかり、深山の雰囲気だったことを覚えています。テン卜場で焚き火をし、食事を済ます頃から雨が降りだし、次第に強くなりました。恥ずかしいことにラジオを持っていなかったので、前線や気圧配置等の状況が分かりません。ただ、リーダー (遙遥のではない)が険しい沢ではないことと、広い河原だから増水しても大丈夫だと言っていたと思います。後で分かったのですが、集中豪雨のため大雨洪水警報がでていたようです。さらには、下流域には増水のため、避難命令が発せられていたとのことでした。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　激しい雨の中、我々は就寝しましたが、リーダーは河原に目印のケルンを作ったようです。12時過ぎにリーダーに起こされ、テントサイトが増水で危険なので移動する、と告げられました。この時は荷物をまとめながら、雨の中に出るのはいやだなーと思う程度でした。外に出ると夕方には水流から20m以上・高さも2mはあったテン卜サイトにもかかわらず、濁流が2～3m程にまで迫っていました・少し焦りながら、既にリーダーが下見をしていた、さらに2～3m 程高い樹林の中にテントを移動することになりました。&lt;br /&gt;　当時はドーム型テントではなく、グランドシー卜が別の屋根型テントだったのでまず、グランドシートを敷くと、あっと言う間にシートが完全にプール状態になり、真ん中を持ち上げて水を流しながらポールを建てて、テン卜を張りました。中に入っても水を流してから全員が中に入りました。シュラフを出したりして寝る体制が出来たところで、リーダーが念のため外を見ると、もうそこまで濁流が迫っており、一刻の猶予もない状態でした。我々はリーダーの指示で全員、再び荷物をまとめ、10mほど斜面を上がりました。僅か30分で水位が2～3m上がったことになります。私などは増水の速さに驚いて、膝がガクガクしていました。もう、テントを張るスペースは無く、雨具で斜面に座ったまま、夜を明かしました。&lt;br /&gt;　4時過ぎに薄明るくなるとさらに水位は5m程上がっているようでした。また、大岩がまるで豆腐のようにプカプカ浮いて流れていくのが見えたり、濁流が当たっている斜面の直径が1mもあろうかという大木が倒れて流されているのが見え、増水の恐ろしさをかい間見た気がしました。&lt;br /&gt;　雨が小降りになったものの、水位はあまり引かず、やむなく斜面を高巻き下流に下ることにしましたが、ザックが全員、キスリングだったため、ヤブこきがかなりきつかった記憶があります。ほぼ半日の高巻き後、川の見える台地にテントを張ることができ、水位の引くのを待つことにしました。&lt;br /&gt;　翌日は晴れたものの、徒渉どころではない水位で停滞しました。下山予定の翌日、水位はまだ多かったものの、午前中にヘリコプターが飛んできてました。リーダーがポンチョを振ると、何度か通信筒を投げ、色々と合図をしたところ、捜索隊が向かっていることを知りました。&lt;br /&gt;　昼過ぎに、捜索隊(地元の山仕事の人)が到着しました。ゲカ人はいないので、捜索隊と一緒に斜面を高巻きながら下流へ向かいました。そこで驚いたのは、捜索隊の方々の持っているナタは我々の物よりはるかに薄いにもかかかわらず、腕ぐらいの木を一振りで切って道を作ってしまうことでした。そのお陰で、はるか下に流れが見えるような斜面を安心して高巻くことができました。平水には戻ってはいないものの、バックウォー夕ーも近づき、川原に降りると、あったはずの大岩が無かったりで、3日前の記億とは全く違った渓相となっており、石は異様に白っぼく、両岸も数mは苔や草はおろか、木も流されてしまつていました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　こうした経験をして以来、山の中で雨が降ると、寝ていてもテントを打つ音で必ず目が覚めるようになりました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　それから、20年以上が過ぎましたが、あまり樹林帯の中にテントを張るのは好きでないため、川原に張る結果として、夜中のテント移動を含め、テントサイトの水没は20回位、経験しています。しかし、たとえ快適であっても張ってはいけない所(中州や崖で退路を絶たれる所)には張らないし、増水した場合の退路を確認すること、上流の地形(スラブの山かどうかなど)を必ず確認するようになっています。そのお陰か、どの位の雨がどれだけ降れば、テントサイ卜が水没するかは見当がつくようになりました。また、同じ条件なら自力で安全に脱出できる技量もつきました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　次に、最近の鉄砲水の経験を一つ紹介します。それは、一昨年の「秋の集中」で、巻機山の五十沢水系に行った時のことです。&lt;br /&gt;　入会したての新人を連れ、中の滝沢に入りました。道を間違えたりして、中の滝沢のゴルジュ入口に着いたのは午後となり、雲行きが怪しくなっていました。少しでも先に進みたいところでしたが、ゴルジュの中で夕立に逢ったらアウ卜だろうと、安全をとってゴルジュの手前でテントを張ることにしました。&lt;br /&gt;ある一人が快適な砂地を見つけ、ここが快適と主張したのですが、この辺りがスラブの山なため、夕立30分でここは水没すると話し、もう少し手前の台地にテントを張りました。草ムラであまり快適ではないものの、斜面に上がれるし、焚き火や食事は川原ですれば良いと思ったからです。&lt;br /&gt;　ビールを冷し、薪を集め終わると予想どおりの夕立です。15分程の本降りの後、小降りになったので、薪に火をつけようとテントから出ようとすると、いきなりゴオーという音がしました。一瞬、鉄砲水だと身構えましたが、あの位の雨なら大したことはないと思っていると、波のように水が押し寄せ、I0cmの水位が一気に30cm位上がり、薪とビールが流されてしまいました。半分は予想していたので、ビールを全て回収したのは不幸中の幸いでしたが、焚き火は細々とやる羽目になりました。&lt;br /&gt;　他の2人には、良い経験なので、少し上の砂地を見せに行くと、予想どおり水没していましたし、ゴルジュ入口の小滝が凄い水量となっていました。翌日は、集中時間に間に合わせるため遡行を諦め、出合に戻って登山道を上がりました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　最後に会員諸氏に増水の際のテン卜移動の夕イミングについて、私の考えを申し述べましょう。増水の際は、川原の石や岩、あるいはケルンを建てて、例えば何分で水位が何cm上がったかが分かれば、そこからテントサイトまで水位が上がる時間が大体分かります。そこで、あと30分で水没となったら、荷物をまとめ移動する。もちろん雨の降り方が一定であるという前提です。早く移動するのは安全ですが、結果として水没しないのなら、雨の中の移動が無駄かなと思います。もちろん、余裕のない場合もありますが。&lt;br /&gt;　例えば、テントサイトまで水が来ると、テントがいきなり持ち上げられますので、一刻の猶予もありません。流れがもろにあるのなら、体一つで逃げなければなりません。(そういう状態まで気づかないこと自体、言語道断です)流れがあまりないなら、荷物をまとめ移動する余裕がありますが、荷物を持ってテントを出る時に、テントが浮いて流されないように注意しましょう。（さ）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-6009330066589016810?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/6009330066589016810/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/08/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6009330066589016810'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6009330066589016810'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/08/blog-post.html' title='増水にご注意'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-2704736575278365190</id><published>2003-07-06T18:51:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:37:19.339+09:00</updated><title type='text'>野草を喰らう</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;　今年の山菜もフキノトウではじまった。&lt;br /&gt;　会津三岩岳の避難小屋で食べたフキ味噌が今年の初山菜。登り口で採ったフキノトウをフキ味噌にしたわけだが、あの強烈な香りで飲む酒はまた格別なものがある。ちびちびやるには丁度よい香りと塩加減。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　フキ味噌の作り方はいろいろあるけれど山ではこんな風に作っている。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;1.熱湯に千切りながら入れる（茹でない）&lt;br /&gt;2.少しかき混ぜて絞る&lt;br /&gt;3.味噌とあえて叩く&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　これだけ。シンプルだが山ではこのくらいがいい。肝心なのは香りを生かすため決して茹でないこと。湯通しする程度に留めればより鮮烈な香りが味わえる。&lt;br /&gt;　これでも物足りなければ湯通しせずに生のまま作れば強烈なエグミを味わえる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　逆に市販のフキ味噌のようにエグミを嫌いおかず風につくるには、&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;1．良く洗う&lt;br /&gt;2．細かく刻む&lt;br /&gt;3．軽く炒める&lt;br /&gt;4．味噌・酒・砂糖・（みりん）を適当に加える&lt;br /&gt;5. 細かい鰹節を多量に入れる&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;のようにすれば上品な一品に。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　さて、フキノトウで勢いづいた山菜への求心力だが、毎年5月末の山菜山行までは山菜不毛地帯で沢に行ってるわけであるから、毎度やり場のないものになってしまっていた。&lt;br /&gt;　で、今年は一計を案じた。雪国の瑞々しい山菜は食えなくても里山などの山菜や野草なら食える。ただ問題は都会育ちでその辺のものはツクシぐらいしか知らないこと。&lt;br /&gt;　というわけで、4月5月は図鑑を持って通勤をすることになった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　仕事場への行き帰りに外堀やら内堀のあたりや公園や台地の土手などを巡るのである。そして食えそうな野草を同定して喰らおうというのである。おもしろいことにそういう目で見てみると都心の街路樹の下草や花壇にはローズマリーやギボウシなどが植えられているのが改めて発見できたりもするのである。まあ、そういうものは食糧難の時代に取っておくとして、今回は野草である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　以下、今春に喰らった野草の感想である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;■カラスノエンドウ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　あの紫色の花とサヤをつけてどこでもみられる野草である。豆科なのでうまそう。はじめ柔らかそうなツルをてんぷらで頂いた。まあまあうまいので次は炒めてみた。臭みがなく食える。若いサヤは炒めてサヤエンドウのように頂いてもうまい。豆は小さなグリーンピースみたいでこれもうまい。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;■ヒメオドリコソウ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　これもどこでも見られる野草である。帰化種のようだ。シソ科なので食えそうだが見た目はとてもうまそうではない。臭いも若干臭い。こういうのはまずてんぷらということでてんぷらで頂いた。臭いは消えたがお味は可も不可もなし。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;■ナズナ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　言わずと知れた春の七草。ぺんぺん草である。都心にもあちらこちらにある。言わずと知れたといいながら今までず～っとこれはハコベだと思っていた。情けない。&lt;br /&gt;炒めて頂いた。七草だからうまいと思ったが育ちすぎだったのか筋っぽくてうまくなかった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;■ハコベ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　これも春の七草である。柔らかそうな緑でうまそうだったが、都心の公園で採ったのがいけなかったのかホコリ臭くておいしくはなかった。場所を選べばうまそうではある。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;■ヤエムグラ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　見た目ちょっと食えそうにないが、食ってみた^_^;炒めるとイガイガが消えて少し粘りが出ていい感じなのであるが如何せんホコリ臭い。工夫すればうまくなるかも。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;■ミョウガタケ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　これは野草というか、庭（誇大表現^_^;）の茗荷の若芽である。筍というよりネマガリの若芽のようにすくっと出てくる。これはうまかった。小口に切って塩で揉めば薬味になるし、じゃこと一緒にご飯に混ぜるとうまい。香りは茗荷のそれである。そういえばウチの周りは茗荷が多い。本郷台なので一つ向こうの台地には茗荷谷。関係あるのだろうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　と庭のものが食えるようになると野草探しも下火になってしまった。今、庭には、キュウリ、トマト、トウガラシ、トマピー、二十日大根、ミツバ、シソ、ミョウガ、ヤマノイモ、サルナシ、バジル、オレガノ、イタリアンパセリ、スープセルリ、タイム、パセリ、クレソン、ミント、ナスタチュームと食えるものばかりになってしまった。唯一食えないのは五十嵐さんがくださった「初雪カズラ」のみになってしまった。くれぐれも他の食えなかったもののように扱わず大切に育てなければ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　庭に出たカタバミも食ってやろうとしているうちに山菜の季節になった。今年は、山菜を追いかけるかのように、上越からはじまり虎毛、八幡平へと北上していろいろなものを頂いた。ウド、タラの芽、コシアブラ、コゴミ、ミズ、ウルイ、シドケ、イワタバコ、ネマガリタケ、ショウマ...。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　図鑑を持っていろいろ調べているうちに山で見る植物も知りたくなってきた。特に樹である。やっと食えるもの以外にも興味が向いてきたわけであるが、そういう目で山を見れるようになると沢の面白さもまた拡がるのである。日本の自然の一番奥深くに入っていると自負している沢屋ともあろうものが、その自然を捉える術を知らないとは情けない話である。そんなことに山を20年近くやって今ごろ気づくのはもっと情けない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　そういう想いがあって今年の春の山は楽しかった。特に新緑のころの奥秩父は美しかった。沢の水線沿いだけでなく山全体を見ると非常に美しい地域である。表丹沢が嫌いな理由もこのあたりにあるのだろう。&lt;br /&gt;　そういえば、秩父でリョウブの樹を教えてもらった。特徴のある気なので以前からなんだろうと思っていた樹であったが、若芽は食えるそうである。秩父ではイワナと煮て昔は食ったそうだ。そういえばイワナを沢で煮て食うということは考えたことがなかったが、味噌煮にしろ醤油で煮るにしろミズやリョウブと煮ればうまそうだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　おっとまた食う話になってしまった。まだまだである。（ち）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-2704736575278365190?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/2704736575278365190/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/07/blog-post_06.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/2704736575278365190'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/2704736575278365190'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/07/blog-post_06.html' title='野草を喰らう'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-2294667377407040891</id><published>2003-07-01T18:31:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:10:00.818+09:00</updated><title type='text'>好きな山は深くて青い遠くの山</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;　山をはじめてもうかれこれ20年近くになる。20年もやっていれば嗜好やスタイルなどが変わってもよさそうなものであるが、何故か全く変わっていない。山をはじめた年の冬に山スキーに手をだし次のシーズンには沢に入っていた。&lt;br /&gt;　当時住んでいた金沢のまわりにはいい山が近場にあった。スキーと沢、このふたつがあれば道がないそれらの山々へも行くことができたからだろうか。スキーなどは生まれて初めてだったので滑れるはずもなくただワカン代わりの代物だったが、それでも雪が積もって天気がいい日など講義をサボりいそいそと裏山へ出かけていったものだ。&lt;br /&gt;まわりが北アや南アと騒いでいても、加越国境から白山、犀奥、庄川流域の山に通っていた。あのあたりの山はひたすらに深く現代では都市から隔絶しているが昔は人々の生活と繋がっていた山々、それまでの18年間を大阪で過ごしてきた者にとってはそこは衝撃的な世界であった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　変わらないものと変わったもの。当然、変わったものもある。脚半と地下足袋にわらじはウェディングシューズに。ザイルや登攀具は使うようになった。山スキーは滑れるようになった。釣りも少しはうまくなった。きのこに手を出すようになった。登山道を登ることはほとんどなくなった。稜線の上にいるよりも山深いところに居るのが好きになった。真夏のギンギンギラギラの稜線と下山したときの煩いぐらいのセミの声。それよりも新緑と紅葉の頃の沢がこの上もなく好きになった。沢は新緑の5月6月と紅葉の9月後半から10月が一番いい。山菜ときのこのシーズンでもあるし山が一番美しい季節だ。その時期に山深く入っていく。&lt;br /&gt;　高い山より深い山。アルピニズムに無関係の裏山主義。このあたりはやはり変わっていない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　長く沢をやっていると、魂に響くような沢もあれば、心に沁みるような沢にも出会う。でも最近は魂に響くような厳しい「沢登り」は年に1回か2回でいいと思っている。毎週のように山に行っているとそんなに緊張感は持続しないのである。あとは好きな山域の山やまだ入ったことのない遠くの山の深くまで入っていきたいと思っている。道はないだろうから沢から入り沢か踏み跡から降りてくるのだろうから、傍から見れば「またマイナーなところへ」と言われるような「沢登り」なのだろうけど、これは「沢登り」とは違うものなのだと自分では思っている。「沢登り」ではなく深く山に入るために沢を行く。沢は山へ深く入るための手段だと考えるようになった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　そんなふうに山に入っていると自然と木々に目がいき、最近は木の名前も覚えるようになった。木が同定できるようになると美しいと思っていた山は実は木々のバランスがいい山だったんだと今さらに気がついた。自然そのものが微妙なバランスで成り立っていてそのものが自然なんだと知識としては知っていたが、改めて経験から痛感した次第である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　あと何年山に行けるかわからないが山の嗜好性はまだまだ変わりそうもないようだ。（ち） &lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-2294667377407040891?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/2294667377407040891/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/07/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/2294667377407040891'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/2294667377407040891'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/07/blog-post.html' title='好きな山は深くて青い遠くの山'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-6890388528201418383</id><published>2003-06-01T18:26:00.002+09:00</published><updated>2009-02-13T15:10:32.559+09:00</updated><title type='text'>ヤマシネマ</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;　山に多少なりとも関係ありそうな映画を独断と偏見で選んでみました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;【クリフハンガー（1993年アメリカ）】&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;出演&lt;/span&gt;：シルベスター・スタローン、ジョン・リスゴー&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ストーリー&lt;/span&gt;：山の事故で同僚の恋人が死亡し、その責任を感じて悩むレスキュー隊員の主人公。そんなある日、同僚を人質に取られた主人公は現金強奪の犯罪者集団と死闘を繰り広げることに・・・・&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ひとこと&lt;/span&gt;：スタローンが厳寒のロッキー山脈をＴシャツ１枚で駆け回るという長南氏もビックリの耐寒能力をみせる山岳アクション大作。冒頭にハラハラドキドキの転落事故シーンがあるが、そもそもあんな危険所に素人を連れていくのが無茶なのでは？（ハーネスのベルトの締め方もいい加減）&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;【ウェールズの山（1995年イギリス）】&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;出演&lt;/span&gt;：ヒュー・グラント&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ストーリー&lt;/span&gt;：第一次大戦中のウェールズの小さな村に二人のイングランド人が村の自慢のフェノン・ガルウ」という山を測量にやってきた。ところが、測ってみると山の基準に６㍍足りないことが分かり、山ではなく「丘」だとみなされ、慌てた村人達は・・・・&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ひとこと&lt;/span&gt;：ほのぼのとしたお話です。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;【ハリーの災難（1955年アメリカ）】&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;出演&lt;/span&gt;：ジョン・フォーサイス、シャーリー・マクレーン&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ストーリー&lt;/span&gt;：紅葉映える森の中に男の死体が横たわっていた。この死体を見つけた男女が右往左往・・・・（あれっ？ うちの会でも似たような話しがあったような）&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ひとこと&lt;/span&gt;：サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督のブラックコメディ。森のロケーションが美しい作品。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;【バーティカル・リミット（2000年アメリカ）】&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;出演&lt;/span&gt;：クリス・オドネル、スコット・グレン&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ストーリー&lt;/span&gt;：ロッククライミング中の事故で父親を失ってから疎遠になっていった兄妹。やがて妹はヒマラヤのＫ２登頂に挑むが遭難。兄は危険とは知りながらニトログリセリンをもって救助隊を編成して妹の救助に向かうが・・・・&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ひとこと&lt;/span&gt;：増田氏にチンカス級と酷評された作品。&lt;br /&gt;しかし、荒唐無稽なところや（ニトロなんてもって行くな～）、ハッピーエンドのようで実は結果的に一人（妹）を救助するのに４人が二次遭難で死亡という悲劇的な部分を除けば、ＣＧを駆使した映像とハラハラドキドキのシーンの連続でなかなか面白い山岳アクション映画である。アッケラカンと見るならお薦めです。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;【００７／ユア・アイズ・オンリー（1981年イギリス）】&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;出演&lt;/span&gt;：ロジャー・ムーア、キャロル・ブーケ&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ストーリー&lt;/span&gt;：イギリスのミサイル誘導装置を乗せた船が撃沈された。それを奪って東側に売り渡そうとするギリシャの富豪にイギリス諜報部員ジェームス・ボンドが奪い返そうと戦いを挑むが・・・・&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ひとこと&lt;/span&gt;：言わずと知れた００７のシリーズ第１２作。&lt;br /&gt;断崖絶壁の上にある敵のアジトに侵入せんとするボンドはカムやハーケンで支点をとりながら断崖をクライミングしていく（なぜか確保者がいない？！）。しかし、監視員に見つかったボンドは蹴り落とされ宙吊り状態に。そこでボンドは、おもむろにクライミングシューズの紐をほどきシュリンゲを作ってプルージックノットによる自己脱出を始めたではないか！　恐るべし諜報部員！&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;【ダンス・ウィズ・ウルブズ（1990年アメリカ）】&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;出演&lt;/span&gt;：ケビン・コスナー&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ストーリー&lt;/span&gt;：南北戦争の激戦地で負傷した北軍中尉の主人公は片足を切断されると思いこみ、絶望して敵軍の中に単身飛び出すという自殺的行為をとるが、生還。&lt;br /&gt;思わぬことから英雄になり、勤務地の選択権を与えられダコタ最西部の砦に赴くが・・・・&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ひとこと&lt;/span&gt;：ケビン・コスナーが製作・監督も務めアカデミー７部門（作品賞、監督賞他）を獲得した名作。&lt;br /&gt;作中、ケビン・コスナーが夜、草原で焚き火をしているシーンがとても格好良く印象に残っている。いい男はなにをやっても様になる。&lt;br /&gt;私が焚き火の前で寡黙になっているときはケビン・コスナーになりきっているのであまり声をかけないように。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;【八甲田山（1977年日本）】&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;出演&lt;/span&gt;：高倉健、北大路欣也&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ストーリー&lt;/span&gt;：明治時代、対露戦を想定して厳寒の八甲田山で青森隊、弘前隊の２隊による過酷な行軍訓練が行われた。準備不足と指揮系統の混乱で２隊の運命は明暗を分けることに・・・・&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ひとこと&lt;/span&gt;：健さんファンの私としては外せない作品である。&lt;br /&gt;公開当時、北大路欣也（青森隊隊長）の「天は我々を見放したー」という台詞とともに大ヒットした映画である。実話をもとにしている新田次郎の原作「八甲田山死の彷徨」もお薦め。&lt;br /&gt;作中、寒さで発狂して死んでいく兵隊の姿が痛ましい。&lt;br /&gt;（究極の選択だが）同じ雪山で死ぬならテントで酒をしこたま飲んでから外で寝込んでしまい（あれっ？ これもうちの会であった話しのような）、そのまま凍死してしまうほうが幸せかも（発狂するよりはね）。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　さて、ここまでで皆様既にお気づきだとは思いますが、「沢登り関係の映画がないじゃないか！」ということです。&lt;br /&gt;そこで・・・&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;【わが谷は緑なりき（1941年アメリカ）】&lt;br /&gt;タイトルからするといかにも沢登りにチョットは関係あるんじゃないかと思われるかもしれませんが（？）、アメリカ映画（それも６１年前）ですからやっぱり全く関係ありません。&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;出演&lt;/span&gt;：ウォルター・ビジョン、モーリン・オハラ&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ストーリー&lt;/span&gt;：１９世紀末、ウェールズの炭坑地帯のある村に住んでいた一家の運命を回想形式で綴っていく。&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ひとこと&lt;/span&gt;：名匠ジョン・フォード監督によるアカデミー５部門（作品賞、監督賞他）を受賞した文芸映画の感動の名作。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　さて、沢登りアクション大作映画が作られるのはいつのことになるのでしょうか？&lt;br /&gt;“巨爆の直登！　大増水！　虻の大群の襲来！　巨熊との死闘！　地獄の藪漕ぎ！”&lt;br /&gt;大ヒット間違いなし！！（まつ）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-6890388528201418383?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/6890388528201418383/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/06/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6890388528201418383'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6890388528201418383'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/06/blog-post.html' title='ヤマシネマ'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-7298744942320204557</id><published>2003-05-01T18:24:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:11:10.004+09:00</updated><title type='text'>森へ帰るサル</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　里山の風景が広がる散歩道。おなじみの犬や人が田んぼの中道に集まり、犬どうし駆け回る。ときおりジャーキーやパンを投げてやると、うちのゴンザレスはぼんぼんぶりを発揮する。少し大きいエサだと、小分けしてからゆっくりと味わっている。あっというまに自分の分を丸のみにしたほかの犬が、ゴンザレスの分を横からさらっていく。が、盗られても怒るわけでもない、というより気づいてさえいないというお人よし犬である。犬仲間のなかでも元野良嬢のたくましさは格別で、カモやカラスを狙い、バッタを捕まえて食べる。かたや、ひよわなゴンザレスは生存競争で負けることは必至、野良では生きていけそうにない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　ヒトの場合はどうだろうか。野生度をはかるチェックリストを新聞上にみつけた。題して「あなたのサル度チェック」（犬山市日本モンキーセンター作成）、以下のような30の項目に、○×チェックする（以下、抜粋）；&lt;br /&gt;・枝ぶりのいい木があるとなんとなく登りたくなる&lt;br /&gt;・疲れると林があるところや山に行きたくなる&lt;br /&gt;・道草をくうのが好きだ&lt;br /&gt;・素足で歩くのが好き&lt;br /&gt;・方向感覚はよい方だ&lt;br /&gt;・どこでも寝られる&lt;br /&gt;・山でトイレが近くになく、人もいない場合、野グソができる&lt;br /&gt;・柿、ブドウ、キイチゴなどが好物である&lt;br /&gt;・すっぱいキウイ、しぶいお茶、えぐい食べ物も案外平気&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　これをみているうちに浮かんできたヒトは、当然、沢に遊ぶヒトたちの面々である。「食べ物が配られると人の分量が気になる」なんていうのもあり、私も下界では少食のほうだが、山では大喰らいになり、ヒトの分をもの欲しそうに見ていることがある。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　もし、沢に遊ぶヒトの「沢ぐるい度チェック」のリストをつくるなら；&lt;br /&gt;・凍えながら歩く冬の沢もおつなもの&lt;br /&gt;・長いゴルジュの入口にたつと、にんまりしてしまう&lt;br /&gt;・駅ではビバークの場所をチェックしてしまう&lt;br /&gt;・山菜やきのこに目ざとい&lt;br /&gt;・ヤブこぎは嫌いではない&lt;br /&gt;・焚き火にはこだわるほうだ&lt;br /&gt;・稜線にたつと、次に行きたい沢が視界に入る&lt;br /&gt;・雪山にビールは欠かせない&lt;br /&gt;・帰りの車内は居酒屋と認識している&lt;br /&gt;などなど。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　上記は、沢で遊ぶ多くのヒトたちに共通している傾向もあれば、特定のヒトに顕著な傾向もある。私の場合に限っていえば、泳げないのでゴルジュは苦手、ヤブこぎも30分以内なら…、できればヤブこぎのない、草原がいいな。恐れ多くも過去2度足を踏み入れた朝日の（比較的やさしい）沢では、必死の形相でついていくしかなかった。むずかしさでは朝日の上をいくと人づてに聞く飯豊へは絶対行かないし、行けない。つぎに置く足場やつぎにつかむ枝を追いつづける沢登りよりも、鳥の声に耳をすませたり、草や木と語らう余裕のある沢登りが好きだ。（技術的に向上すればもっと余裕がもてるようになるともいえるが。）&lt;br /&gt;　なんとはなしに、沢のなかにいるだけで幸せを感じる瞬間がある。ほてった顔にあたる風のここちよさ。見上げると、光る緑が目に染み、木々の香りに鼻腔がひくひくして。落ち葉が堆積したふかふかの土もいいにおい。岩から染み出す水の甘いこと。木の実や山菜はもちろんだが、ただそこに生えている山の草花との出会いもうれしい。&lt;br /&gt;ヒトは森を出たサルである。森へ帰ると、忘れていた感覚を取り戻すのだろう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　それは五感で感じる幸せ…　そして、沢をたどりつつ山ひだに包まれていく幸せ。（とま）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-7298744942320204557?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/7298744942320204557/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2009/02/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7298744942320204557'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7298744942320204557'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2009/02/blog-post.html' title='森へ帰るサル'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-5204553902641580804</id><published>2003-04-01T18:22:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:11:42.608+09:00</updated><title type='text'>山と神社とミゾゴイと</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　高尾にある実家の裏山で聞こえてくるボ、ボー、ボ、ボーという木管楽器のような声が気になりだしたのは、今から5年ほど前の初夏のことだ。胸に響くような低い柔らかい声だ。録音をして鳥に詳しい知り合いに聞かせてみると、ミゾゴイという木の上にすむ鷺の仲間であるとのことだった。その山からは四季折々いろいろな鳥の声が聞こえてくる。ウグイス、ホオジロ、イカル、メジロ、キビタキ、キツツキ……夜になるとフクロウも鳴く。夜道を歩いていると、上空をホトトギスやらゴイサギがあわただしく飛んでいくこともある。都心からたった1時間しか離れていない、なんてことない近所の山だが、結構いろいろな生き物が住んでいるのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　この山の北半分がざっくり削られてそこに学校ができる、という話を聞いた。もうその時にはすでに造成が始まっていて、裏山のところどころは茶色い地肌を見せていた。それでもときどきフクロウは鳴いていたが、ミゾゴイの声は聞こえなくなっていた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　この開発には、自然保護の面だけではなく、地下の防空壕の存在、地質のもろさからの安全面からもいくつかの疑念が呈されており、地元での反対運動もさかんだった。しかし私自身は興味を感じつつも、日々の忙しさにかまけて、時々新聞記事で見る程度であった。&lt;br /&gt;山の頂には金刀比羅神社がある。幼い頃は近所の子供たちとよくここで遊んだものだった。ある日、ここから、なにやらにぎやかな歌声やらお経（？）やらが聞こえてきた。どうやら山の開発に反対する人々が、「金刀比羅講」なる団体をつくって、集っているらしい。主婦たちは月桂樹で”こんぴらさん”の「みどりの輪」をつくって売り出し、運動を広めた。野次馬根性でさまざまな国籍の外国人も集まってきていた5月には「新緑祭」を開いて、歌やガラクタ市、＜自然護持未来永劫＞を訴えた「緑のお札」の販売をおこなった。金刀比羅山は一気ににぎやかになった。&lt;br /&gt;こんな彼らのゲリラ的ともいえる自然保護戦法は、遊び感覚の面もあったが、会誌などはなかなかまじめで、独自のアセスメントなども行ったらしい。しかし、開発許可がすでに出てしまっているだけに、せっかくの運動も例によって例のごとく所詮はあだ花に散ってしまうのだろうな、いうのが私の正直な感想であった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　そんなわけで、ある日ふと新聞で「金刀比羅山のへの移転断念、自然保護実る」という大きな見出しを見つけたときの驚きは大きかった。学園側が神社と地元との了解の問題に苦慮し、この山への移転を断念すること表明したのだ。「金刀比羅講」側はこの決断を歓迎し、今後学園側と手を携えて、この山を自然公園として保全していきたい、などと語っていた。&lt;br /&gt;「でかした、でかした」、と彼らの頑張りに喝采すると同時に、いつも負けている自然保護運動が実ったことに、なにやら胸があつくなった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　その山からは、しかし、失われてしまったミゾゴイの声はもうもどってこなかった。（み） &lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-5204553902641580804?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/5204553902641580804/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/04/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/5204553902641580804'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/5204553902641580804'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/04/blog-post.html' title='山と神社とミゾゴイと'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-6122634741407967051</id><published>2003-03-01T18:19:00.002+09:00</published><updated>2009-02-13T15:12:07.553+09:00</updated><title type='text'>「沢ヤと自然保護」考</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;　「自然は無限で不変のものである。人間ごときが傷つけられるものではない」。多かれ少なかれ私たちは漠然とこう感じている。特に広大な自然に接することの多い山ヤ・沢ヤにとっては、自分たち人間が非常にちっぽけに感じられるほどのスケ-ルの違いを感じることも多い。「自然」というものの範囲をどのように捉えるかによっても違ってくるが、確かに私たち人間が何らかの要因で滅んだ後でも、地球上の自然の営みは気の遠くなるような時のかなたまで続いていくに違いない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　が、私たち人間を含む生物達の目(時間の尺度、環境)からみると、これは全然正しくない(と思う)。かつて、ある孤島に生息していたイワサザイという鳥が、灯台守の持ち込んだたった1匹の猫によって絶滅してしまったという話がある。アメリカの空を一時は覆うばかりに群れ飛んでいたリョコウバトが狩猟によって、あっと言う間に絶滅したのもよく持ち出される事例である。このような歴史的な「事件」を持ち出すまでもなく、生物の絶滅は現在、年に4万種(1日になんと11O種!)という恐ろしいスピードで進行し、そのほとんどすべてが人為的な原因によっているのだ。生物の「種」というものが、何億年もかけてゆっくりゆっくり進化してきた結果であることを考えると、これは実に恐ろしいことだと思う。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　で、本題。沢ヤには二つの面があると思う。自然の中に分け入り、無意識的に自然に影響を及ぼしてしまう自然の破壊者としての面。そして、だれよりも沢の自然に接し、それを他の人に伝えるという自然の代弁者としての面。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　前者については・自然与える影響を軽減することは可能だ。要はなるべく人間界の物質を「沢」という環境に持ち込まないことである。プラスチック、金属,食べ物は、原則的には持ち帰ることが望ましい。排池物だって、そのうち持ち帰る時代になるかもしれない。(ただし、山菜などの山の幸を食べたあとの排泄物は、例外かもしれない。この場合は、「沢」という系の中での物質の収支には影響を与えないからだ。)いつだったか「山渓」の自然保獲の特集で「登山靴についた泥も、その都度とるようにしましよう。以前登った山の種子を持ち込んでしまい、生態系に影響を与えることも考えられるからです」と書いてあった。これはちと神経質のような気もするが、大切な視点ではある。&lt;br /&gt;どんなに注意していても、山ヤが山に登るとき、沢ヤが沢に入るとき、環境に与える影響がゼロだということはありえない。だからといって厳正自然保護を名目に、山ヤ、沢ヤを山から安易に閉め出してしまったら、自然と人間の接点が失われ、いつしか「なぜ保護するのか」ということさえ見失ってしまうことも考えられる。自然を(多少)壊しながら山に分け入る私たち(そして自然から時に手痛いしっぺ返しを受ける私たち)こそが、自然の価値を一番知っているのではないだろうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　「エコツーリズム」とか「グリーンツーリズム」いう言葉がある。従来のデラックスホテル滞在型の団体旅行・観光名所めぐり的な短期の旅行に対する概念で。地域の自然や文化とより深くふれあい、学ぶ旅行のことだ。国際自然保護連合(IUCN)の定義によると、①保護地域のための資金を生み出し、②地域社会の雇用機会を創出し、③自然にふれあうことによって自然保護に貢献するような観光ということになる。農水省のグリーンツーリズム研究会の報告の中では、グリーン・ツーリズムは大規模な開発は行わず地域資源を最大限に活用し、心のふれあい等人的交流を重視し、農山漁村の自然や社会を育てるものとして、その推進を提唱している。日本各地で、スキー場やゴルフ場などの大型リゾートに替わる、地域の個性的な自然を生かしたリゾート、ツーリズムのあり方が模索されている(小笠原村のホエールウォッチング、山形県朝日町「エコミュージアム構想」、熊本県「阿蘇グリーンストック」など)。特徴的なのはこれらは「地域おこし」の二ューバージョンとして提唱されていることである。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　さて、沢のぼりや登山が、こうした「エコツーリズム」と結びつくだろうか。まあ、あまりに自然のみを対象にした旅であり、地元にめったにお金が落ちないという意味では、なかなか難しいところではある。しかし自然本来の姿を楽しむ「自然志向型」の旅であることは間違いない。大型のハードウェアに頼らない、簡素なスタイルであることも要件を満たしている。もちろん団体旅行でもない(最近は旅行会社が企画しているツアーもあるようだが)。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　というわけで、これらのことを勘案して、私は大胆にも「地域にやさしい沢人宣言」なるものを考えてみた(たしか近畿日本ツーリストが「地球にやさしい旅人宜言」というのをつくっている。その真似である)。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;&lt;div style="text-align: center;"&gt;「地域にやさしい沢人宣言」&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;一、沢にモノを持ち込まい(基本的には持ち帰る)&lt;br /&gt;ニ、乱獲を避ける&lt;br /&gt;三、地元の自然や文化に親しむ:地元の産物を食べる、地酒を飲む、温泉入る、みやげを買う、できれば民宿に泊まる&lt;br /&gt;四、人エ建設物(ダムとか林道、リゾート施設)の現状・計画に関心を払う&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　四は、いままでの議論の流れから言うとやや異質に思えるかもしれない。また、単なる都会から来た「異邦人」にすぎない私たちが、地域の開発問題を云々することに、引け目やアブなさを感じるかもしれない。が、これはあくまでケース・バイ・ケースである。村ぐるみでダムの建設反対を貫いている場合もあるし、建設の賛成派と反対派が対立している湯合もある。ただ、自然からさんざん恩恵を受けている私たちにとって、少なくとも客観的な立場から「今、○○の林道の周辺はこうなっている」などと発言することは、他に人の目に蝕れる機会の少ない場所ならなおさら、必要なことなのかもしれない。(み)&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-6122634741407967051?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/6122634741407967051/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/03/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6122634741407967051'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6122634741407967051'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/03/blog-post.html' title='「沢ヤと自然保護」考'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' 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/&gt;&lt;blockquote&gt;私　「あれ見ました?　あのカラスがイヌワシのヒナを食べちゃったやつ。あれ、この間調査に行ってきたやつですよね?」（私の知人の鳥類調査をやっている人に会ったときにその話が出ました。）&lt;br /&gt;知人　「相手がカラスならしようがないな。電源開発は（工事が再開できて）カラスさまさまだろう。保護団体も文句がいえないし」&lt;br /&gt;私　「私もこの間、あそこらへんの山に登ってきましたよ。未丈ヶ岳ですけど。多分あの辺だと思うけどなぁ。あのナントカ丸山スキー場があるあたり」&lt;br /&gt;知人　「そうそう、まさにあの辺だよ」&lt;br /&gt;私　「でも、そもそも何で、イヌワシの営巣地にカラスがいるわけ?」&lt;br /&gt;知人　「やっぱり観光客がどっと入って、えさが増えたんだろう」&lt;br /&gt;私　「結構、カラスが山の中でも増えていますよね。ゴミがあればねずみやイタチなんかも登ってくるし。ライチョウなんかもやられているんでしょう?」&lt;br /&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;　ちょっと気になった私は、地元の自然保護団体に電話をして、詳しい話を聞いてみました。それによると...&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　このイヌワシの夫婦は94年から同じ地域で繁殖を繰り返しているのが観察されていたそうです。94年6月、この年は無事にヒナが巣立っていきました。95 年は工事の影響かどうか知りませんが、繁殖に失敗。96年は最初岩だなに営巣したそうですが、工事の振動で巣が落下。これに懲りて今度はマツの木に営巣したら、風が強く当たってヒナが凍死。そして97年は再び岩だなに営巣したところ、3月5日に産卵に成功、4月16日ヒナが孵化、そして4月30日、イヌワシ夫婦の留守の間にカラスの襲撃...。う～ん。なんとも悲惨な話ではありませんか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　この人の話によると、イヌワシはオスが狩りに行っている間、雌が巣を守るという夫婦分業をおこなっているそうです。それではなぜこの夫婦は、そろって狩りにでかけたのでしょうか。どうやら、この一帯には、イヌワシがえさとするウサギなどの小動物がいなくなってしまっているのではないかということです。彼ら（イヌワシ夫婦）は営巣の場所を間違えてしまったんでしょうね。といっても、いったい適当な営巣地が、日本にどれだけ残っているものやら。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　たかだかイヌワシ。されどイヌワシ。山にはなるべくゴミを持ち込まないようにしたいものだと、深く反省した次第です。（み）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-6147614135901322298?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/6147614135901322298/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/02/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/6147614135901322298'/><link rel='self' 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/&gt;宮沢賢治の『なめとこ山の熊』をふと思い出しました。熊撃ちの小十郎が、谷で、母熊と子熊が月光の中、額に手をかざして向こうの谷を眺めているのに出会う場面です。そう言えば、何年か前に、大源太に山菜採りに行った時、犬ぐらいの大きさの子熊が一目散に走って行くのを見たことがあります。「おかあちゃ～ん。」という声が聞こえたような気がしたものです。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　ところで、私は最近、川上弘美の小説をよく読むのですが、『神様』という物語があります。「くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである。」という書き出しのほのぼのとしたお話で、田舎から出てきて、三つ隣の３０５号室に住んでいる昔気質のくまが、川原で魚を捕って、干物にしてくれたりするのです。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　吉村昭の『熊嵐』という、恐ろしい小説もありました。これは、実話に基づいているもので、明治時代（？）巨大な羆が、北海道の寒村に現れて、次々と人を襲うというもので、知恵と意志を持ったこの羆と人間の戦いには、凄まじいものを感じました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　アラスカの動物写真家の星野道夫（私はこの人のファンで、有名になるずっと以前、手紙を出したら、お返事をもらった）も、テントで寝ている時に彼が大好きだった動物、熊、に襲われて死んでしまいました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　こうして、考えてみると、熊という動物は、擬人化されることが多く、どこか、人間ぽい所を持っているような気がします。こんなことを聞くと熊は嫌がるかもしれませんが。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　以上、羊年の初めに、全然関係のない熊の話でした。（も） &lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-7191188836475155350?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/7191188836475155350/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/01/blog-post_01.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7191188836475155350'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7191188836475155350'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/01/blog-post_01.html' title='熊の話'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-5767634030023147539</id><published>2003-01-01T18:14:00.002+09:00</published><updated>2009-02-13T15:13:44.284+09:00</updated><title type='text'>妻からのひとこと</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　私の夫は沢登りが趣味である｡ 他にはたいした趣味はない｡&lt;br /&gt;結婚して３年になるが､結婚したころは関西に住んでいたこともあり(関西には行くところがあまりない）、ただやたら荷物が多く場所ふさぎで困ったもの位にしか思っていなかったが、東京に転勤になったとたんに山へ行きだし、迷惑している。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　まず困るのは、荷物が多くかつ汚い、ということだ。あることだけでも邪魔なのにその上山から帰ってきたときは、濡れているので、玄関がにおう。(うちでは、山の道具が玄関のクローゼットにしまってあるのだ。）&lt;br /&gt;次に困るのは、濡れたザックなどを干すため、ベランダが占領されることだ。先日など砂だらけのロープを持って部屋を通過したため、部屋が砂だらけになった。(当然本人が掃除する。）子供が小さいので、洗濯物も多く布団も干したいのに、こういう時に限ってとても天気がよかったりする。（そもそも天気の悪いときは行かない。）&lt;br /&gt;更に言うと、連休やお盆などに長い合宿があり、旅行などに行きにくいことだ。ならほかのときに休みを取って行くかというとそうではなく、特に夫は山で野宿をするのに慣れてしまって、宿を予約していく旅行は苦手だなどど抜かし (なんと子供が生まれるまでは、新婚旅行を含めて宿を予約して旅行したことがない。）いつでも休んで行こうという割には自主的に旅行の計画などしたことがない。&lt;br /&gt;そして、これが一番困ることだが、沢は危険が多いらしい。 (行ったことはないが親戚はみんなそういうのでそうなのだろう。）普段から体力作りをしているとか、筋肉労働者ならともかく(夫は一応頭脳労働者･･･たまに荷物運びなどしますが・・・）家族にとっては、はなはだ心配である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　いろいろ書けばきりがないので、この辺りでやめるが、今沢をしている独身男性の方は結婚したら(沢仲間としない限り）こう言われる事を覚悟しましょう。続けたいなら強固な意志と何を言われても平気な図太い神経が必要です。まあ仕事意外になにも趣味がなく、休日いてもごろごろテレビばかり見ていて、&lt;U&gt;定年後妻の足手まといになるよりは、たとえ沢でも(もちろん年相応の山歩きにしてもらいます。）趣味があったほうがいいかもしれない&lt;/u&gt;とは思うのだけど・・・。(C.K.)&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;－－－ アンダーラインの部分に若干の安堵とおおいなる不安を感じながら、だましだまし沢登りを続けている私です。(K)&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-5767634030023147539?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/5767634030023147539/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/01/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/5767634030023147539'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/5767634030023147539'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2003/01/blog-post.html' title='妻からのひとこと'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-7046320062716679794</id><published>2002-12-01T18:13:00.001+09:00</published><updated>2009-02-13T15:14:05.120+09:00</updated><title type='text'>便所の地勢図</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　なんだか、便所に地図を貼っている変な奴ということになってしまっているらしいけど、そんなに変かなぁ。確かにうちの便所には20万の1の地勢図が何枚だろ？20枚ぐらい、地域でいえば朝日連峰から紀伊半島の半ばまでの地図が便所3面に貼ってあるけれど、変かなぁ。&lt;br /&gt;だって言うじゃないですか、便所は思索の場って。朝のおつとめをしながら、またはした後に地図を見ながら行ってみたい山域のことを考える。絶対的に正しい朝の行為だと思うけどなァ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　そもそもの始めは金沢に住んでいた頃、山をはじめて1年ぐらい経ったころかな、はたして山で担ぐあのクソ重いザックがなければどのぐらい歩けるんだろ？と思って、ちょうど春休みだったので実家のある大阪まで歩いて帰ることにしたんだけど、どうせ歩くんならできるだけまっすぐにと考え、金沢から大阪までをカバーする地勢図を買って線を引いたのが始めかな。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　そうやって地勢図を貼りあわせて思ったことは、まず山域全体をとらえることができる（これはエリアマップがあるところは可能だけど）、そして広域的に連続的に地図を見れること。それが結構、便利だなぁと思い壁に貼っていたんだけど、東京に出てきてこっちのもそろえていると枚数が増えてしまって壁に貼れなくなってしまった。で、今の所へ引っ越した時に、便所の壁の部分が多かったんで貼りあわせてみると、これがなかなかいい具合なのでどんどん増えてしまった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　みなさんも貼ってみませんか、なんて薦める気はないけれど。（ち） &lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-7046320062716679794?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/7046320062716679794/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/12/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7046320062716679794'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7046320062716679794'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/12/blog-post.html' title='便所の地勢図'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-941857391390361401</id><published>2002-11-01T18:09:00.002+09:00</published><updated>2009-02-13T15:14:30.786+09:00</updated><title type='text'>山道具考</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　山に行っていないとき、山道具の手入れをしたり、山道具屋へ行ったり、山道具の記事やカタログを見てあれこれ考えるのは、山を趣味に持つ者の楽しみの一つではないでしょうか。次はこれが欲しいなとか、こんな要求を満たす道具はないかな、などと考えていると、知らず知らずに時間が経っていたりします。今回は、山道具についての自分の考えや普段実践していることをちょっと紹介したいと思います。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ザック&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;沢用としてはミレーの45㍑を、雪山用としてはゼロポイントの60㍑を使用しています。これらはいずれも重量が1.5kg程度しかなく、軽さという点で選んだものです。&lt;br /&gt;私がザックを選ぶ上で最も重視するのは軽量であるということです。たとえば同じ60㍑でも2.2kgほどのものが多いのではないでしょうか。何も入れない状態ですでに700gも違うことになります。ものによってザックほど重量差のある道具は少なく、軽量化する上でもっとも大きく効いてくるのはではないかと思います。その意味で多少の背負い心地を犠牲にしても（上記のザックは背負い心地は決して悪くありません）重量を重視しています。&lt;br /&gt;ミレーの45㍑は見た目非常に小さいですが、それなりに物は入ります。たとえば共同装備としてテントとザイルくらいは持つことができます。減容化のコツは無駄なものを持たないこと、嵩張るものを持たないこと、隙間なくぎゅうぎゅうに詰めることです。具体的にはビール、カップめんは持って行かない、パンは極限まで圧縮するなどを実施していますが、価値観は人それぞれですので。&lt;br /&gt;それ以外の条件としては、実は今使っているザックはこの点でいまいちなのですが、ザックのサイドポケットが深くしっかりしていることです。私はアイスハンマーやテントのポール、冬にはストックやゾンデをサイドに差しますが、そのときポケットがしっかりしていないと道具が落ちてしまう可能性があります。&lt;br /&gt;あとは軽量化に繋がることですが、デザインがシンプルで余計な飾りが一切ないことです。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;マット類&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　沢には小さめの銀マットのみ、雪山には大きめの銀マットと半身用エアマットを持って行きます。&lt;br /&gt;小さめの銀マットは薄くて寝心地の点ではいまいちですが、寝心地を多少犠牲にしてもコンパクト化を重視しています。それに私は沢では天気がよければ焚き火の側で寝ることが多く、エアマットはすぐ孔が開いてしまいます。&lt;br /&gt;以前は雪山でも銀マットのみでがんばっていましたが、こちらの方はひどいときには寒くてまったく寝られなかったり、メンバーにも銀マットを少し分けてもらったりと少なからず迷惑をかけたので、エアマットを使うようになりました。それ以来快適に寝られるようになりました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;ウェア類&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　沢では上半身はダクロンの長袖シャツを2枚重ね着しています。上に着るほうには襟付きのものを選びます。これはコンパスやホイッスルを首からぶら下げたときに紐で擦れないためなのですが、あまり必須性はなく、まあ趣味でしょう。&lt;br /&gt;下半身の下着は夏でもロングタイツを履くことが多いです。水に浸かると結構冷えることと、股ずれ防止のためです。ブリーフタイプの下着でひどい股ずれを起こし、帰りの温泉の脱衣場で大股開いて局部に赤チンを塗った経験があります。&lt;br /&gt;その上はジャージを履いていますが、本当はもう少し乾きの早いものが欲しいところです。テン場についてもなかなかジャージが乾かず、焚き火で一生懸命乾かした経験は誰しもあると思います。最近は下着用のロングタイツをもう一枚持って行って、テン場で着替えることもあります。ロングタイツは軽くて1枚くらい余計に持って行っても荷物にはならず、なかなか快適です。&lt;br /&gt;防寒着として真夏でもウールのシャツを持って行きます。フリースの人もいますが、これは個人の好みでしょう。最近はウール100％のシャツはなかなか少なく、探すのに苦労します。帰りの着替えは持って行きますが、山での着替えとしても使えるよう木綿は避け、化繊の物を持って行きます。&lt;br /&gt;雨具は月並みですがやはりゴアテックスでしょう。今使っているものがだいぶ古くなってそろそろ買い替えを考えています。沢登りの場合、結構過酷な使い方をするのであまり上等なものを買ってももったいない。「ゴアテックス」と商標表示して売っているものは一応の性能が保障されているので、あとは安ければいいと思います。でも結構高いんだよね。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;コンロ、カートリッジ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　沢にはイワタニプリムスのP-111を持って行きます。小型軽量70数グラム。コッヘルの片隅に入れられる。小さい分安定性には若干欠け、また炎が一点集中型になりますが、沢の場合焚き火が主、コンロは補助と捕らえているのでまあこれでもいいかと。&lt;br /&gt;雪山には同メーカーのP-123Sメッシュスパイダーストーブ。テントの中での安定性に優れ、その割には軽量（200数十グラム）。何よりデザインがかっこいいと思う。&lt;br /&gt;自動点火装置はすぐに役立たずになるのでないほうがいい。ライターで十分です。&lt;br /&gt;カートリッジは「詰め替え君」で経済効率を上げている人もいますが、私の場合にはああいう面倒くさいのはだめ。ただ中途半端に残った缶を一まとめにできるメリットは大きいですよね。&lt;br /&gt;ランタンの必要性はあまり感じませんが、雪山では暖を取るためにコンロを空焚きすることはよくやるので、「どうせ空焚きするならついでに明かりも」という考えはあると思う。ガスカートリッジに取り付けて使えるタイプで、100gを切る軽量なものが出れば考えてもいいかな。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;今日は10月19日(日)。快晴の絶好の山日和にこのエッセイを書いています。&lt;br /&gt;この土・日はシュラフの補修（この前焚火の側で寝ていて穴をあけた）、名簿の追加修正、山行計画書3本、そしてこのエッセイと結構やることがありました。テントを買いました。先日の焼石で長南さんの新品のエアライズ３を見て急に自分も欲しくなり、同じ物を買ってしまった。前から欲しかったんですけどね。3～4人用で本体＋ポール＋フライで2.2kg、 39,200円。（ま）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-941857391390361401?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/941857391390361401/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/11/45601.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/941857391390361401'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/941857391390361401'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/11/45601.html' title='山道具考'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-8462975223479015492</id><published>2002-10-01T17:29:00.003+09:00</published><updated>2009-12-22T15:42:36.044+09:00</updated><title type='text'>遡行図考</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold;"&gt;（作図の意義）&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　最近の山に行けない休日、未整理だった遡行記録を少しずつ整理して、山中の雰囲気をささやかながら味わう時間を貴重に感じています。&lt;br /&gt;振り返れば沢登りを始めたばかりの頃は、リーダーや先輩達について行くことに精一杯で、そもそも余裕が無かったわけですが、原体験の感動にひたっていた最中に、ちまちまと記録をつけることはやはり必要なかったのかも知れません。&lt;br /&gt;　1シーズンを経て、或る程度自分の判断で登れるようになり余裕が出来てきて、遡行メモをつけ始めたのですが、つける過程で地形と一緒に登攀・高巻ルートなどもじっくり観察することになるわけで、技量の向上に大いに有用であったと思います。&lt;br /&gt;　あちこち足しげく出かけるようになってからは、"内容"の薄い沢あるいはポピュラーな沢は記録をつける意義なしとして、美食家を気取っていた時期もありましたが、もったいないことをしていたもので、だんだん山に行けるチャンスが少なくなってきた昨今、訪れた沢には選り好みせず記録をつけ、敬愛の意を表するようにしています。&lt;br /&gt;　会の山行報告や投稿の為に記録をとり、作図する義務的な面も時にはありますが、大部分は私的に楽しんでいるもので、パーティーに記録係が別にいても、あれやこれやメモと写真をとっていて、時にはメンバーにご迷惑を掛けているやもしれず、申し訳なく思っています。&lt;br /&gt;　私的なものであると割り切る以上、メモや写真に頼らず、原体験の時さながらに感動を網膜と胸に焼き付けてゆくのが究極の方法なのでしょうが、そんな境地に未だ達し得ないので、山から下りても何度でも反芻して楽しむすべとして相変わらず記録をとり、遡行図を仕上げている－それが今の私にとっての作図の意義です。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold;"&gt;（何を重視するか）&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　この様に私的なものとして作図するとしても、会の記録等の公的なものと兼用させるのであれば必要最低限の客観情報は欠かせません。まずは現地で極力細かく情報を記録するのが当然として、これを作図時にふるいにかけていく。&lt;br /&gt;　その際、登攀・高巻きルートの詳細な記述を重視するか、沢から沢へ行動したルートを水平的な広がりでもって把握しようとするのか等、重心の置き方次第で対象物が同じでも色々な図面が出来上がります。そんな記録者の意図や、意識的あるいは無意識の内に織り込まれている個性を読み取るのも楽しいものです。&lt;br /&gt;　私は遡行図は沢や谷のポートレート（肖像画）と捉えて、一瞥した時に、ああこの沢はこういう顔をしていて、どんな体格をしているなというのが自然に感じられ、地形図との照合もしやすい一覧性を重視した作図を心がけたいと思っています。人物のポートレートが首と胴体を切り離して描かれることがないように、沢や谷のそれにも敬意を払って、その雰囲気が薫るように描くことが理想です。他の人が見てどれだけこの意図が成功しているかは自信が無いのですが、以下そうしたスタイルで手法を考えていきます。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold;"&gt;（縮尺考）&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;■1/12,500&lt;br /&gt;&lt;a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPfenLw2AI/AAAAAAAAuMQ/nB-LsLLOHZU/s1600-h/dgrm1.jpg"&gt;&lt;img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;width: 145px; height: 200px;" src="http://4.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPfenLw2AI/AAAAAAAAuMQ/nB-LsLLOHZU/s200/dgrm1.jpg" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5301826903352596482" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;一本の沢をA4のスペースに折り返しなしで描こうとする時、1泊2日行程の沢の殆どは1/12,500 (8cm = 1km)という縮尺でバランスよく収まる為、これを基本に。 2万5千図を倍にして描けばいいのでデッサンもしやすい(例①)。&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;div style="text-align: right;"&gt;例①：1/12,500図&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;■1/16,700&lt;br /&gt;&lt;a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPjevcML2I/AAAAAAAAuMY/YuiULDMkZ9o/s1600-h/dgrm2.jpg"&gt;&lt;img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;width: 145px; height: 200px;" src="http://4.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPjevcML2I/AAAAAAAAuMY/YuiULDMkZ9o/s200/dgrm2.jpg" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5301831303615491938" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;2泊3日行程の沢は　1/16,700 (6cm = 1km)を多用。水平距離では収まっても滝の数など情報量が多い時はその限りではないが、例②程度までは、見易さを損なわず書き込める。&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div&gt;&lt;div style="text-align: right;"&gt;例②：1/16,700図&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;■1/25,000、折り返し表記&lt;br /&gt;&lt;div style="text-align: right;"&gt;例③：1/25,000図、ゴルジュ(ゲジゲジ)、大岩壁、ゴルジュ(直線記号)、スラブ、ナメ、ザレ&lt;/div&gt;&lt;div style="text-align: right;"&gt;例④：1/16,700－折り返し表示&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div style="text-align: right;"&gt;例⑤：部分拡大表示、活字&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;&lt;a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPj_4lhcEI/AAAAAAAAuMg/52IAFOfGxH0/s1600-h/dgrm3.jpg"&gt;&lt;img style="float:right; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;width: 145px; height: 200px;" src="http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPj_4lhcEI/AAAAAAAAuMg/52IAFOfGxH0/s200/dgrm3.jpg" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5301831873006235714" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&lt;a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPkOVz5PYI/AAAAAAAAuMo/zhaMWyQQ44I/s1600-h/dgrm4.jpg"&gt;&lt;img style="float:right; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;width: 145px; height: 200px;" src="http://4.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPkOVz5PYI/AAAAAAAAuMo/zhaMWyQQ44I/s200/dgrm4.jpg" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5301832121369312642" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&lt;a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPkYrHwAjI/AAAAAAAAuMw/WSC7HcSlQIY/s1600-h/dgrm5.jpg"&gt;&lt;img style="float:right; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;width: 145px; height: 200px;" src="http://4.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPkYrHwAjI/AAAAAAAAuMw/WSC7HcSlQIY/s200/dgrm5.jpg" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5301832298888430130" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;1/16,700でも収まりきらない長大な沢の場合は2万5千図と等倍の1/25,000 (4cm = 1km)を使用することもあるが（例③）、情報量が多くて詰め込めないときは1/12,500 或いは16,700で折り返し表記をすることになる（例④）。情報密度がピンポイントで濃いときは部分的に拡大抜粋表示とする手もある（例⑤）。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;縮尺にこだわるのは面倒ですが、沢の規模をイメージしたり、他の沢と比較したりする際に有効な手段だと思っています。例⑥は例③と同山域の沢で、それぞれ一覧性と情報密度を考慮して作図してありますが、縮尺を考慮しておかないと沢の規模の違いは地形図で照合しないとイメージ出来ない。&lt;br /&gt;&lt;a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://1.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPlS6boMgI/AAAAAAAAuM4/J549NdZkekI/s1600-h/dgrm6.jpg"&gt;&lt;img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;width: 145px; height: 200px;" src="http://1.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPlS6boMgI/AAAAAAAAuM4/J549NdZkekI/s200/dgrm6.jpg" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5301833299430748674" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;遡行図に「xx万分の1」と記載してもいいが、会報やWEB掲載時などに拡大・縮小されてもスケール感が把握できるように、縮尺目盛をつけることを提案したい。表計算ソフトなどを使って手作りでラベルを用意しておけば良い。&lt;br /&gt;沢の湾曲・屈曲描写については原則地形図を信用している。実際のルートファインディングでもそうしているわけだし、我々の現地での記録時の水平方向の目測は誤差が大きいと思っている。　但し、作図の際には何が何でも地形図に忠実ではなく、情報密度により細かい点でのデフォルメはためらわずに多用。&lt;br /&gt;&lt;div style="text-align: right;"&gt;例⑥：例③との縮尺比較&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold;"&gt;（表記考）&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;■滝・ナメ記号&lt;br /&gt;滝のような垂直情報を記号表記するのは難しいので、斜度・形状（直瀑、斜瀑、岩溝状、チムニー状、ナメ状、幅広・堰堤状、階段状、ゴーロ状、C.S.(チョックストーン)滝、X条、X段等々）や数字を併記することになる。高度10m迄は1m刻み、20m迄は2mないし5m刻み、30m以上は10m刻みにしている。2m以上3m未満の小滝は原則数字併記を省略。これ以下の小滝は記号も省略。ゴーロ滝はケースバイケース。大滝は記号を大きめに書いてメリハリをつけるとイメージしやすいが、さらに登攀記録があるのなら、垂直の概念図としてのクライミングルート図を別途描けば充実する。&lt;br /&gt;ナメの距離も数字を併記するが、通常あえて併記するようなナメは数十mはあるから、1/12,500表記なら記号で実感に近い表現も可能。&lt;br /&gt;■露岩・ゴルジュ記号他&lt;br /&gt;もっとも一般的に使われるゲジゲジ記号（例③）は、よくよく考えると高度・斜度・沢幅といった情報が交じり合った複雑かつ曖昧な表記であることから使い方に悩む。　あえて規定を試みると、高度3m以上、斜度45度以上で、5m以上連続し、沢幅が相対的に狭まっている所といった感じか。高度が30mを超えるような場合は大岩壁記号（例③）と数字を併記。高度3m未満でもスラブ状に連続するときや、極端に狭いところは直線記号（例③）を水線沿いに記入しているが、世間であまねく使われているものではなさそう。&lt;br /&gt;■その他&lt;br /&gt;スラブ記号（例③）とナメ記号（例③）、あるいはゴーロ・ガレ・ザレ記号(例③)の使い分けも、特に枝沢を表現する際に悩ましいが、露出部の幅や水量で適宜使い分ける。&lt;br /&gt;高度情報は別途補えるとしても、幅情報（川幅、両岸壁の距離、高巻き迂回路）は記録時の把握も難しく、縮尺の長さ情報とは切り離して適宜デフォルメして実感を再現するしかない様です。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold;"&gt;（道具考）&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;■筆記具&lt;br /&gt;鉛筆による下書きと、製図用0.2mm水性顔料インクペンでの清書。もっと良い清書ペンを使っているという人は教えて下さい。&lt;br /&gt;■紙&lt;br /&gt;一枚10円位の漫画原稿用紙を使用。うたい文句通り、インクのにじみがなく、消しゴムをかけた際の毛羽立ちもなく使いやすい。&lt;br /&gt;■拡大儀&lt;br /&gt;マジックハンドみたいなやつ。大きい文房具店の製図用具コーナーで2000円程度で売っている。一方の突起で2万5千図をなぞると、一方の鉛筆芯が紙に写す。　目分量のデッサンでも事足りるが、便利は便利。縮尺率の刻みは限られるが、これまで述べてきた縮尺率はOK。縮小にも使える。&lt;br /&gt;■ガラス板&lt;br /&gt;適度な重みがあり、拡大儀でトレースする際に2万5千図を押さえるのに使う。以前解体したテレビ台の前扉がちょうど使いやすいサイズで重宝している。&lt;br /&gt;■照明付トレース台&lt;br /&gt;コピーやスキャンで不明瞭になった図面を復元する際などに欲しいが、買うと高いし場所も取る。ガラス板と適当な光源があれば代用できる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold;"&gt;（活字考）&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;数字・注釈を活字にすると読みやすく美しいので公開記録には活用したい。A連峰の遡行図集の整理にあたって数十枚処理した経験では、(A)遡行図毎に表記をワープロで片っ端から打ち込み、(B)切り込みのないラベルシートに印刷、(C)カッターで切り離して張付、というのが原始的だが細かいところで融通が利き、効率も良い。(例⑤)図形情報だけの遡行図をスキャナーで読み込んで、文字情報をオブジェクトとして埋め込んでいく手もあるが、かなり面倒だと思う。&lt;br /&gt;図形・文字情報共々作図をデジタル化することは魅力的ですが、ソフトもハードも決定版は未だ無いようですね。但し、将来遡行図作成専用ソフトが開発されたとしても、誰が書いても画一的になってしまうというのでは味気ない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold;"&gt;（再び、何を重視するのか）&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;簡素かつ、必要十分に、美しく、そして沢への敬愛を込めて…(K - 2002年10月執筆) &lt;/div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-8462975223479015492?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/8462975223479015492/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/10/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/8462975223479015492'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/8462975223479015492'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/10/blog-post.html' title='遡行図考'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><media:thumbnail xmlns:media='http://search.yahoo.com/mrss/' url='http://4.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPfenLw2AI/AAAAAAAAuMQ/nB-LsLLOHZU/s72-c/dgrm1.jpg' height='72' width='72'/><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-5052600815515105651</id><published>2002-04-01T17:22:00.002+09:00</published><updated>2009-02-13T15:15:29.805+09:00</updated><title type='text'>逍遙用語の基礎知識</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;あ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【あぶ（虻）】夏場の沢ヤの天敵。史上最低の虫。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;い&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【いやらしい】好色そうな、ではなく少し危なそうな。例「いやらしい高巻き」&lt;br /&gt;【いわとれ（岩トレ）】岩場のゲレンデでおこなうクライミングトレーニング。「うちは沢の会だ」といってゲレンデの上から水を流したりしてはいけない。同ＲＣＴ&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;え&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【エス】逍遙問題研究会が不定期に開催される成増の怪しい居酒屋。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;お&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【おんせん（温泉）】沢登りの後に出来れば欠かしたくないアイテム。飲んだ後のラーメンやお茶漬け的なものといえる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;く&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【くさや】便所の臭いのするトビウオなどの干物。　これが大好物の人がいるのだから世の中わからない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;け&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【けいゆうじゅく(渓友塾)】宗像代表の主催する沢登りのイロハが学べるありがたい登山学校。&lt;br /&gt;【けいりゅうたび（渓流タビ）】近年急速に勢力を衰えさせている沢登りグッズ。絶滅種的な色合いがあり保護が必要。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;さ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【さば（鯖）】禁漁期間中のイワナの隠語。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;し&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【しかのふん（鹿の糞）】沢のツメの際に所かまわず大量に落ちている巨大な正露丸状の鹿のウンチ。悪臭はないが踏みしめてあまりいい気分はしない。&lt;br /&gt;【しゅうちゅう（集中）】数パーティがひとつの目的地に集まるという山行形態。最初は精神を集中させて山登りをすることかと思った。&lt;br /&gt;【しょうようさい（逍遙祭）】「祭」とあるのでたこ焼きやワタアメでも売るのかと思っていたら泊まりがけで酒を沢山飲む忘年会のことだった。&lt;br /&gt;【しょむ（庶務）】逍遙渓稜会の役職のひとつ。飲み屋の予約と飲み屋の精算という非常に重要な任務を負っている。酩酊状態での計算能力を要求される。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;せ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【せっくん（雪訓）】冬期の雪山での技術訓練。別名、雪中酒飲み訓練ともいう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;た&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【だいじょうぶです（大丈夫です）】越山氏の言葉による。厳しい滝の直登など全然大丈夫ではない状況を言う。&lt;br /&gt;【たかまきはさんもんのとく（高巻きは三文の徳）】　高巻きの際に、思わぬキノコなどを見つけてしまうことのたとえ。&lt;br /&gt;【たきび（焚き火）】実はこれをやりたいがために沢登りをやっている人もいるという大人の火遊び。&lt;br /&gt;【ただざけ（只酒）】無料で酒が飲めること。これに釣られて入会してしまう人もいるという、新人募集のための餌。&lt;br /&gt;【だましだまし（騙し騙し）】長南氏の言葉による。いやらしい釜のへつりの時などに「そこはだましだまし来てくれ」という言葉にだまされてついていくと落ちることが多いので要注意。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;ち&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【ちゅういいちびょうさけいっしょう（注意一秒酒一升）】増田氏の言葉による。気をつけないと酒の一升くらいすぐに飲んでしまうという教え。&lt;br /&gt;【ちょう（丁）】距離の単位。同町＝六〇間例「黒　ナメ八丁」 戸ヶ崎(洋)氏の迷言「小便一丁、糞八丁」は有名。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;な&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【なにもありません】越山氏の言葉による。凡人にとっては厳しい高巻きや滝が連続すること。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;に&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【ニシ タケオ】逍遙渓稜会のバーチャル会員。飲み屋の予約時に活躍する。&lt;br /&gt;【にんにく】山でのスタミナ源。ホイル焼きもよし炒めてもよし。但し、翌日の放屁に難あり。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;ぬ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【ぬけるまえにつかめ（抜ける前につかめ）】宗像代表の言葉による。急斜面の草付の恐い高巻きの際には、つかんだ草が抜ける前に次の草をつかんで進めばよいという凡人にはなかなか理解できない教え。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;ひ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【ビバーク】山で一般にテントなどを用いない露営のこと。稀に、大宮駅での露営をビバークだという剛の者もいる。類ホームレス&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;ふ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【ふるちん】男が陰部に何もおおわない状態。当会でも愛好家が多い。しかし、沢登りの後衆人環視の中で行うのもいかがなものか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;へ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【へつり】水際をトラバースすること。稀に、カラオケボックスの壁をへつる輩も存在する。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span class="Apple-style-span" style="color: rgb(255, 0, 0);"&gt;や&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;【やけど（火傷）】意外と多い山での負傷。酔っぱらって焼き網に手を突っ込む輩やコッヘルの熱湯をぶちまける輩がいて全くもっていただけない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;div style="text-align: right;"&gt;平成十三年一月初版発行　　　　　　　　　　　編者 アブオ&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-5052600815515105651?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/5052600815515105651/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/04/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/5052600815515105651'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/5052600815515105651'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/04/blog-post.html' title='逍遙用語の基礎知識'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-3837878448810426893</id><published>2002-03-01T16:56:00.002+09:00</published><updated>2009-02-13T15:15:51.889+09:00</updated><title type='text'>ぼんやり山用語辞典</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;《雨男（雨女）》&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　 広辞苑によれば、「その人が何かをする日には必ず雨が降るといわれる男性（女性）」。 天候が不順である。冬の少雪、春先の少雨、５月～６月の日照時間の少なさ、梅雨明けが遅く涼しすぎるこのごろ。これもエルニーニョ現象とか、地球温暖化のせいなのだろうか。そのためかこのところ天気に恵まれない。今年に入って半年間の私の山行を天候に着目して振り返ってみる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt; １月　小出俣；１日目晴れ、２日目雨（なんと冬山で雨）&lt;br /&gt; ２月　八ヶ岳硫黄岳；１日目雨（なんと冬山で雨）、２日目雪 &lt;br /&gt;　　　日光白根；１日目曇り、２日目吹雪&lt;br /&gt; ３月　毛猛足沢山～太郎助山；雨のため行き先変更 &lt;br /&gt;　　　ＲＣＴ（幕岩）；晴れ&lt;br /&gt; ４月　レスキュー訓練（小常木）；曇り &lt;br /&gt; ５月　春合宿；雨、３泊４日で晴れたのは３日目のみ&lt;br /&gt; 　　　山菜採り；晴れ&lt;br /&gt; ６月　上州武尊西俣沢；雨&lt;br /&gt; 　　　二口穴戸沢～大行沢～カケス沢；１日目雨、２日目晴れ&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　まともに晴れたのはＲＣＴと山菜採りだけ。我ながらかわいそうなくらい天気に見放されている。おかげで「逍遥の雨男」というあまりうれしくないあだ名を拝命してしまった。お天気の本によれば、年間平均の降水確率は35％程度であるそうだ。私の場合、山行日数17日中雨天、雪は10日。降水確率なんと59％。イチローも真っ青の高打率だ。 かといって、天気が悪そうだからと山行を前もって中止するのはあまり好きではない。天気なんて行ってみなければどうなるかわからないし、雨降りでも結構楽しめるからだ。中止した日は鬱々として気が晴れないし、まして予報が外れて晴れでもした日には胸かきむしる思いでのたうちまわることになるからだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　雨降りにも多少はいい点がある。&lt;br /&gt; ①少々の悪天候には動じない強靱な精神力が身に付く。&lt;br /&gt; ②雨の沢もまた良し。雨に新緑が映えて綺麗。（でも晴れたときの方が数倍綺麗だ）&lt;br /&gt; ③晴れたときの喜びが倍加する。（ほとんどヤケクソの負け惜しみ）&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;この原稿を書く直前、神室山塊に行った。久々に天候に恵まれた遡行となった。沢床の石も、水も、周りの緑も全てが太陽の光にきらきらと輝いていた。やはり沢は晴れていなければいけない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;確率が全ての人々に平等なら、これからしばらくは晴れが続いていいはずだ。とりあえずは夏合宿の好天に期待しよう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;《陳さんの蒸し煎餅》&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　 買ったときは蒸しパンだったのだが、山行の終わり頃には立派な煎餅になっている。形は変わり果ててしまってはいるが味は一緒、なかなかいける。山行で余ったつぶれたパンはうちへ持って帰っても食べないと言う人がいるが、我が家ではそのようなことはない。私も食べるが、腹を減らした女房、子供、犬が煎餅になったパンも綺麗に片付けてくれる。そんなところに家族の絆を感じている私は寂しい人間なのだろうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;《軽量化対策》&lt;/span&gt; &lt;br /&gt;　他のメンバーに比べてどうも私のザックは重くかさばる。神室での荷揚げで宗像さんの腰にダメージを与えてしまったことで、少し真剣に軽量化対策に取り組むことにした。 今までもできるだけ軽くする努力はしてきたつもりなので、もしかしたら重箱の隅をつつくことになるかもしれない。&lt;br /&gt; ①アイスハンマー；ミゾーを買うことにした。17,000円は痛いがしかたない。最初からそれにしておけば良かった。安物買いの何とやら・・・。&lt;br /&gt; ②行動食；魚肉ソーセージは重いのでやめる。ビスケット類を少し増やそうか・・・。あまり斬新なアイデアなし。 &lt;br /&gt;③酒；避けては通れない永遠の命題。重さと体力と酔いの心地よさを天秤に掛けて、どのくらい持って行くべきか。幾多の先人もこの問題にぶちあたり未だに答えを見い出せないでいる。とりあえず（ビールは別として）度数の強いものを選び、重量効率を上げるという方針で行こう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　夏合宿に向けて毎日こんなことばかりをぼんやりと考えている。（ま）&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-style:italic;"&gt;このエッセイの《雨男（雨女）》への月報あとがきでのコメント&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　今月号は夏合宿があるので原稿の〆切がいつもより早めだったからか、原稿が少なかったです。そんな中で増田さんの雨男エッセイが面白かったので、自分も計算してみました。 今年の山行日数45日中雨や雪の日は16日。35.6%。ほぼ年間降水確率通りですね。確かに増田さんと違い天候に恵まれないというイメージはあまりありません。青空が広がってイイ天気だ今日は!!と思えた日は15日ありました。33.3%です。それほど雨天の確率と変りません。イイ天気!!の山は、春の平標山集中、南会津の春山縦走、上州武尊、小室川谷、神室山塊...。ほぉ、神室以外、増田さんと一緒じゃないですね。なるほど。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;では、増田さんと一緒だった山行に限定してみましょう。18日中9日が雨や雪。雨天の確率は50%に跳ね上がってしまいました。さらに増田さんの集計にあわせて神室を除いてみると（15日中9日）なんと60%にもなってしまいました。なるほど、そういうことだったんですね、増田さん。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;blockquote&gt;確率が全ての人々に平等なら、これからしばらくは晴れが続いていいはずだ。&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　確率を相対度数の極限化と定義すれば、個人での誤差はかなりあるはずです。ですから、残念ながら今まで悪かったからといって「これからしばらくは晴れが続」くとは限らないと思います。増田さんが悪くとも他の誰かが良ければ降水確率に収束するのです。&lt;br /&gt;気持ちは充分解りますが。ご愁傷さまです。結局、金は天下のまわりものと言っても、回っているところだけで回っているのと同じかもしれませんね。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;以上、増田氏:逍遙の雨男説の検証になってしまいました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;blockquote&gt;とりあえずは夏合宿の好天に期待しよう。&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt; おぉ、同じパーティだ。 検証なんてするんじゃなかった。（ち）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-3837878448810426893?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/3837878448810426893/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/03/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/3837878448810426893'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/3837878448810426893'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/03/blog-post.html' title='ぼんやり山用語辞典'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-5228784835402728613</id><published>2002-02-01T16:55:00.003+09:00</published><updated>2009-02-13T15:16:27.186+09:00</updated><title type='text'>新人の沢用語</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;最初の頃（実は今でもそうなのですが）、皆の話している言葉の意味がよくわからな いことが多々ありました。いわゆる山用語というか沢登り用語というか、「今度の沢は ナメがきれいだよ。」「ゴーロが続いて…」「ゴルジュを抜けるとえんていに出て…」 「そこう図書いて…」なんて言われても何が何だかわからなくて、しかし、いちいち聞 き返すのもためらわれて、ぼーっと聞いているだけでした。留学生がよく「先生、漢字 で書いてください。」と言うのですが、その気持ちがよくわかりました。家に帰って、 辞書をひいてみても、ふつうの辞書には載っていない言葉もけっこうあるのです。で、 図書館で『沢登りの本』なんていうのを借りて調べてみると…。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;『ナメ』&lt;/span&gt;　傾斜のない一枚岩の上を水が滑るように流れている地形。なるほど「滑」ねえ。たしかによく滑る。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;『ゴルジュ』&lt;/span&gt;　もともとフランス語の『咽喉』の意味で『廊下』『背戸』『通らず』『函』などの呼び方もある。皆、フランス語使ってたのね。しかし、「通らずを通って…」なんて言われるともっとわけがわからん。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;『ゴーロ』&lt;/span&gt;　大岩がゴロゴロころがっている所。これって語源は日本語なんですか？&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;『堰堤』&lt;/span&gt;　人工的に流れを堰止めている建造物。大きいのものダム。そうだよなあ。沢の中にいきなり園庭があるわけないもんな。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;『遡行図』&lt;/span&gt;　『素行図』じゃなくてよかった！「ここで○×は煙草を吸った」とか「○△はたき火でお尻をあぶった」とか「△×はめがねを飛ばした」とかいちいちチェックするのは大変だ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style="font-weight:bold;"&gt;『へつる』&lt;/span&gt;という言葉も、その場の状況から意味はわかったのですが、ふだんあまり 耳にしない言葉です。活用してみると何だか変。 へつらない／へつります／へつる／へつる時／へつれば／へつれ&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;blockquote&gt;「ここはへつらない方がいいんじゃないですか。」 「いや、へつろう。」 「へつるのは無理ですよ。」 「大丈夫。へつれる、へつれる。」 「わかりました。へつればいいんでしょ、へつれば。」 「つべこべ言ってないで、はやくへつれよ！」&lt;br /&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;こういう会話は沢登りをする人達の間ではふつうなんでしょうね。ちなみに、へつり損ねて足を捻挫したのは､私です。広辞苑をひいてみると､『へつる』というのは『へずる』で、『剥る』と書くそうです。意味は（１）すこし削り取る、減らす（端をへずる）（２）ごまかして盗み取る、かすめ取る（さいふから一文へずった）と書いてありました。（２）の意味だとしたら、上記の会話はせこいこそ泥の会話じゃないですか。『へつり』という項目では、「東日本で山中の絶壁や川岸などの険岨な路などのことをいう」と出ていましたから、この名詞が動詞になったのでしょうか。関係ないけど、となりには『へつらう』という言葉が載っていました。例文ができました。---妻にへつらって、沢に行かせてもらっています（？）---&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;『藪漕ぎ』というのも耳慣れない言葉でした。今では、よく分かります。雰囲気がよくでていますよね。藪漕ぎは本当に大変。以前、誰かに話したことがあると思うのですが、『藪』のつく言葉にろくなのはないと思います。『藪から棒』『薮蛇』『藪医者』『藪睨み』…『藪の中』という小説もありました。ちなみに、なんで『藪医者』というか知っていましたか。私は知りませんでした。本当は『野巫医者』なんだそうです。昔は、巫女が祈祷で病気を直していましたが、上手に直せない巫女を、田舎者を表わすののしり言葉の『野』をつけて『野巫』と言ったのだそうです。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ああ、本当に山の言葉はむずかしい。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;えっ？くだらないことばかり言ってないで、脚を鍛えて、山行に参加して、技術を習得しなさいって？&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　-----わかりました。（も）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-5228784835402728613?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/5228784835402728613/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/02/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/5228784835402728613'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/5228784835402728613'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/02/blog-post.html' title='新人の沢用語'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image rel='http://schemas.google.com/g/2005#thumbnail' width='24' height='32' src='http://2.bp.blogspot.com/_zgCtH7DBuZQ/SZPTEkDKpHI/AAAAAAAAuL0/bnyOvIUNqEQ/S220/R0014145.jpg'/></author><thr:total>0</thr:total></entry><entry><id>tag:blogger.com,1999:blog-7486721110118911552.post-7130413090995811911</id><published>2002-01-01T16:50:00.003+09:00</published><updated>2009-02-13T15:16:48.852+09:00</updated><title type='text'>新人は思う！</title><content type='html'>&lt;div class="fullpost"&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「今年ももう沢も終わりだなあ」＿えっ、まだ２回しか行ってないのに。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;９月に入会してのんびりしてたらはや１０月もなかば。もっと回数行っておきたかった。あわてて他の予定をキャンセルして沢を優先しはじめた。 増田さんがこころよく会費を待ってくれている間にハーネスを買わねば。「地図は絶対にもっていくんだぞ。」　「地図は絶対だぞ。」　「地図」　そうそう地図も買うこと…と。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;初心者の私にとっての沢の魅力とは何でしょう。登山道歩きにくらべて、よりダイレクトに山と接することができることです。五感で味わう山。目に飛び込む滝やナメ、樹木の美しさ。鳴り響く音とふりかかる水しぶき。岩や草つき、コケや泥の触感とにおい。沢の空気と水が私の身体にしみこんでくる感じです。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;山とダイレクトに接しすぎて新人ふたりのうちひとりは腕にみごとな青アザ、もひとりは全治２週間のヒザの捻挫で「駅の階段てこんなに長かった？」と、街で苦しんでます。 そこまで苦しみたかないけど、身体を苦しめることで得られる快感て確かにありますよね。登山道を歩いてても条件さえそろえばあります。暑さにほてった顔を岩清水につけたときの快感。肩にくいこむ荷にうんざりしてたら突然周囲の景色がひらけてきてふしぎに楽しいナチュラルハイ状態。今までの苦しみはこの快感のためにあり。この瞬間のために生きているんだと思える瞬間がやってくる。 沢歩きはそんな瞬間を求めてすすんでとびこんでいくという感じです。苦しみと快感に出会う機会に恵まれてそうですし。さらにエスカレートしてその道をきわめると、ヤブこぎ行とラッセル行を愛する行者宗像にゆきつくのだと思いました。(とま）&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;全治３週間です。完治するには８週間と言われました。沢登り３回目にしてやってしまいました。増田さんの後継者？何でもないところで、掴んだ枝が折れて膝をひねってしまいました。緊張感が足りなかったのでしょうか？一瞬の出来事でした。その場で増田さんにテーピングをしてもらいました。戸ガ崎さんに「だいぶ腫れていますね。」と言われましたが、そんなにすぐには腫れたりしないのです。もともとこんな足なのです。後で本当に腫れました。 足を引きずり、かたつむり状態で通勤すると、都会は山より過酷でした。ほんとに。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;私の足を見ていろんな反応がありました。「まあ、お若いのに。」これは、はっきり言って嫌味です。「もったいない。」と言った人もいました。意味不明で、言った本人も言った後であれ？という顔をしていました。「こういう時は何と挨拶をしますか。」と尋ねた学生に「お大事に。」と言うのですと健気にも答えた私でした。「お大事に。」「はい。」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;行けないとなると、沢も茸狩りもますます輝いて見えます。皆がうらやましい。（も）&lt;br /&gt;&lt;/div&gt;&lt;div class="blogger-post-footer"&gt;&lt;img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/7486721110118911552-7130413090995811911?l=sawagurumi-essay.blogspot.com' alt='' /&gt;&lt;/div&gt;</content><link rel='replies' type='application/atom+xml' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/feeds/7130413090995811911/comments/default' title='コメントの投稿'/><link rel='replies' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/01/blog-post.html#comment-form' title='0 件のコメント'/><link rel='edit' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7130413090995811911'/><link rel='self' type='application/atom+xml' href='http://www.blogger.com/feeds/7486721110118911552/posts/default/7130413090995811911'/><link rel='alternate' type='text/html' href='http://sawagurumi-essay.blogspot.com/2002/01/blog-post.html' title='新人は思う！'/><author><name>さわぐるみ</name><uri>http://www.blogger.com/profile/15330966169109676794</uri><email>noreply@blogger.com</email><gd:image 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